Round. 3 愚人は夏の虫 学級裁判編Ⅱ
学級裁判 再開
(頭に響く懐かしい声。緊張感。恐怖。)
(ーー何でだろう。何で こんなに怖いんだろう。)
「どうした、獄原?」
「あ…ううん、何でもないよ。」
「えーと…どこまで話したっけ?」
「獄原さんなら山頂で火野さんを殺し、死体を運ぶことは容易い…というところで、虎林さんの反論がありました。」
「反論っちゅーか、感情論だったべ。分かったことは、虎林さが獄原さにホの字ってことだけだべ。」
「ほ!?」
「え?そうだったんですか!」
「相分かった。しかし、死体を運んで焼くというのは危険。どれくらい危険かと言えば、恋愛に身を焦がすよりも。」
「恋愛!?」
「ホの字?恋愛に身を焦がす…?ご、ごめん。何を言ってるのか、よく分からないよ。」
「恋愛 分からないって…ピッコロさんかな?」
「もし犯人が小屋で火野を殺したなら、わざわざ死体を運ぶのは考えにくいな。小屋で拘束したとしても同じだ。」
「…やっぱり、刃物で脅した?」
「刃物で脅すというのも、道中で誰かに見られる危険性があると思いますが…。」
「みんなのスケジュール知ってたからじゃね?」
「そういえば…皆さんのスケジュール、朝食会で共有してましたね。」
(そういえば…今朝、聞かれて答えた。誰に聞かれたんだっけ?)
「今日の全員の動き…もう1度島にいた。桐崎と華椿の調査に同行していた。」
「はい。洞察力の高そうな星先生と家業がアレな華椿先生の目を借りたくて…。何の成果も得られませんでしたァ!」
「家業がアレって何ですの?」
「私は漁に出てた。午前中は冬ノ島に行く船に乗った。」
「ああ。夏ノ島でオラも、蔵田さの船が出発すんの見ただ。夏ノ島の砂浜には、イーストックさと野伏さもいただ。」
「左様。夏ノ島 東の海エリアにいた。ちょうど、本島から夏ノ島の橋を見渡せる所なり。」
「んだね。オレは午前中 本島で、午後から合流的な。犯行時刻に本島から夏ノ島の橋通ったヤツはいなかった系。」
「左様。午前中は獄原殿。昼食時に火野殿が行き帰りで通った後、最後は野伏殿であった。」
「アタシは春ノ島にいたよ。パン、焼いてたんだ。」
「どっだべ?犯人が特定できそうなもんがあったけ?」
「えっと…えっと…。」
「……野伏たちの話が確かなら…犯行時間近くに本島から夏ノ島を訪れた奴はいねーってことだな。」
「では、アリバイがない人を探すのは どうですか?夏ノ島の山エリアで犯行が可能なのはーー…」
「あ、ありばい?」
(アリバイの意味は よく分からないけど、虫さんが教えてくれている。)
▼犯行時間にアリバイがないのは?
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「ブッブーブブーブーンブー…」
「わあ、凄い!ハエさんの羽音そっくりだ!」
「wwww」
△back
「キミしかいない!ーーって、虫さんが言ってるよ!」
「……虎林さん。」
「えっ!?」
(虎林さんの名前を呼ぶと、彼女は大きく肩を揺らした。)
「午後に誰にも見つからず夏ノ島に行けたのは…虎林さんだけ…だよね。」
「…ゴン、太?」
「うむ。本島から夏ノ島には橋を通る必要がある。だが、獄原殿、火野殿、野伏殿 以降、あの橋を通る者なし。」
「本島にいた わたくし、星さん、桐崎さんは夏ノ島に渡っていないということ。」
「はい。そもそも、ボクらは一緒にいましたから、アリバイはバッチリです。」
「…それに、私は午前中から漁に出てた。…ので、犯行は不可能。」
「冬ノ島の漁、4時間は戻れないんだもんねー。犯行時間直前に帰ってたとしても、山頂に行くのはムリゲー?」
「ちょ、ちょっと…待ってよ!アタシ…アタシ、春ノ島にいたんだよ?」
「春ノ島南の町エリアから夏ノ島北東の山エリアに繋がる橋ができてたよね。」
「そこからなら5分で夏ノ島に移動できるらしいんだ。」
「……ッ!」
(虎林さんの顔が一瞬くしゃりと歪んだ。)
(この数日で何度か目にした顔。とても傷付いた人の顔だ。)
「ご、ごめんっ、虎林さん!ゴン太は、ただーー…」
「あーあ、トラリンは、ゴンちゃんを信じてたのにねー?」
「あ……。」
「しゃーねーべ。ここは、そういう場所だぁ。だども、ゴン太さから虎林さの追及は酷ってモンだな。」
「ならば、その役 代わってしんぜよう。虎林殿、何か弁明は?」
「え…。そんな…こと、言われても。アタシ、何のことか…。」
(虎林さんに視線が集まる。彼女の顔は真っ青だった。)
ノンストップ議論 開始
「で、でも、アタシだけ夏ノ島に行けるって おかしくない?本島から春ノ島に通ってだって行けるのに…!」
「春ノ島から夏ノ島に行くならパン屋の前を通る必要がある。…ので、誰か通ったら窓から分かるはず。」
「捜査時間も、あんたは特に誰かが通ったとは言わなかったな。」
「そ、それは…誰も見なかった…けど。アタシ、パン作りに夢中になってたから気付かなかっただけかもだよ…!」
「パンを作っていた確たる証拠…虎林殿に作られしパンを見た者は?」
「あ……。そ、それが…失敗して、最終的に炭になっちゃって…。」
「で、でも、パンの香りは残ってるはずだよ!捜査中、嗅いだ人もいるよね?それが証拠だよ!」
「本当に!パンツ食べてただけだよ!!」
「パンツを食べてたの!?」
「あ!?言い間違えた!違う違う!お腹 空いててもパンツは食べないからね!?」
△back
「それは違うよ!ーーって虫さんが言ってるよ!」
「ううっ!」
「……ゴン太さ、オメさが言うのは可哀想だけぇ、黙っててくんろ。」
「え、ご、ごめんっ。虫さんが言ってたから、つい…。」
「もっと輝けと囁くんですね。でも、ボクにも分かります!あのパン屋、最初からパンの良い匂いがしてたのです!」
「え?え?」
「んだな。だっれもいねぇ時からパン焼く匂いがしてただ。」
「パンがない状態でもパンの香りがした。…ので、残り香は証拠にならない。」
「ちょ、ちょっと、待ってよ!アタシは、ただ…。」
(虎林さんがゴン太を見た。今にも泣きそうな顔で可哀想だけど、虫さんが 他の証拠についても教えてくれている。)
(現場にあったもので、パン屋さんと関係があるもの。)
「せめて、こげぱんが残っていれば良かったんですけどね。あ、昔のゆるキャラの話をしているわけではなく…。」
「???」
「あ、知りませんか。そうですか。」
△back
「そっか!現場に落ちてたステッカー。『1』って書いてある…あれって、パン屋さんのロゴだよね。」
「ああ。『1』のロゴ入りステッカーが、現場のホラーハウス入り口に落ちてたな。」
「あのパン屋。…は、『ここ1パン屋』という名前。」
「1のロゴが店中にあったべな。紙ナプキン、テーブルクロス、ポスター、エプロン…。」
「虎林先生がステッカー落としたってことですか?少し不自然ですが…犯人の落とし物は定番…と納得しときます。」
「そんな、の、知らないよ!アタシ…アタシは ただ…っ、……」
「…ただ?ただ、何なん?ww」
「ただ…」
「…ただ?」
「……ッ、」
(虎林さんが一瞬、ゴン太を見た。それから、)
「ゴン太に しょっぱいパン、食べてもらいたかっただけだよ~~っ!」
(目から涙を流して、決壊したみたいに泣き崩れてしまった。)
「ただっ、それだけ、なのにぃ〜〜!!」
「え?え!?」
(ゴン太のためにパンを焼いてくれてたなんて思わなかった。それなのに、ゴン太は疑ったりしてーー…)
「と、虎林さん!ごめんっ!ごめんね!!」
「な…泣かないでください、虎林さん。裁判中ですよ…!」
「おまいうww」
「こんなの、泣くでしょ…よりにもよって……ウッ、な人に…そんな、っ…!」
「ぅッ…!止めてください!そ、そんな、に泣かれ、たらっ…!!」
「もらい泣きすな!倍うっとーしいべ!」
「…やれやれ。」
「ええいいああ てんやわんや。」
(裁判場が、泣き声とか それを止める声でいっぱいになる。そんなところで、声が上がった。)
「だども、虎林さが犯人だとして…なじょしてパン屋のステッカーなんて現場に持ってくんだべ?」
「え?」
「ああ。犯人が現場に そんなものを持ってくる意味が分からねーな。」
「確かに、妙だ。」
(泣いている虎林さんと華椿さん以外が考える様子を見せている。そんな中、明るい声が響いた。)
「あ、そういえばさ〜、オレ、ビーチで こんなんも見つけたんよねww」
(言って野伏君が取り出したのは、『1』のステッカーと同じ大きさのステッカーらしきもの。)
(大きく『2』と書いてある。)
「…何、それ。」
「んー?たぶん、証拠品的な?」
「なじょして黙ってただ!」
「えー、だって、ただのゴミだと思ってたんだもんww」
「『1』だけではなく、『2』もあったのか。」
「でも、パン屋さんの名前は『ここ1パン屋』ですよ?『2』のロゴは存在しません!」
「事件とは関係ない。…かも、しれない。」
「んー、例えばさー。パン屋からとか無視して、ステッカーに使い道があったんだとしたら?」
「え?でも、他に数字が使われていたものなんて…」
1. 春ノ島の神社
2. 夏ノ島の山
3. 夏ノ島の船
「数字は、神から与えられし言語。そういう意味では、万物すべからく、数字が使われていると言えよう。」
「ご…ごめん。ゴン太、間違ってたみたいだ。」
△back
「そっか!夏ノ島の船…だ。」
「船?」
「冬ノ島に行く1号と、夏ノ島沖で漁する2号だべ?」
「ああ。確かに…船上に大きく1と2の数字があった。」
「…なるほどな。」
「たとえば、船の数字にステッカー貼り付けて偽装したとか?」
「……ぎそー?」
「…何をです?」
「お、良かった。2人とも泣き止んだね!やっぱキミらには笑顔のが似合うゼ☆」
「笑顔の人は1人としていません!」
「偽装って何のことだべ?」
「ここで偽装とくれば…やはり、時間やアリバイ作りではなかろうか?」
「アリバイ…。数字のステッカーがあれば、アリバイっていうのが作れるんだね。」
「他に、どんな材料がいるの?それもパン屋さんにあるのかな?」
「ぷすー、アリバイは工作ではねーよ?…いや、工作するもんか?分っかんねーwww」
「…何が、おかしいの。」
「ちなみに、貴殿たちにとって『工作員』のイメージは悪いものだが、手前の故郷では『会社員』だ。」
「ねえ、やっぱりイーストック先生が米国出身って嘘ですよね?完全に漢字圏の話してますよね?」
「えっと…。」
「ステッカーを使うことで、アリバイを確立した者がいた。つまり『犯行が不可能だ』と思わせた者がいるのです。」
(そう言いながら、華椿さんがゴン太を見た。)
▼アリバイ工作をした者は?
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「はあ…。貴方様は本当に大らかで素敵な殿方ですね。貴方様と一緒なら毎日を ゆっくり、のんびり楽しめそうです。」
「ありがとう!」
「京言葉のステレオタイプみたいな攻撃、ゴン太先生には効きませんね。…あれ?ゴン太先生って最強では??」
△back
「キミしかいない!ーーって、虫さんが言ってるよ!!」
「蔵田さん。犯人が船の番号の偽装をしたなら、蔵田さんが1番…可能性があるよね?」
「……私、船に乗ってた。見てる人もいた。」
「んだな。オラ、見ただよ。」
「あれは確かに、冬ノ島に向かう船であったぞ。」
「どうして分かったの?」
「そらぁ、船に『1』って大きくーー…あああ!?あんれ、ニセモンだったんか?」
「ああ。2人が見た船が2号…夏ノ島沖で漁をする船なら、1時間で帰って来られるな。」
「えっと…船に『1』のステッカーが貼られただけで、実際は蔵田は夏ノ島にいたってこと?」
「夏ノ島に向かう2号機にパン屋の『1』ステッカーを貼って…偽装していたのですね。」
「それだけじゃねぇ。冬ノ島まで行く1号には『2』の数字を貼り付けたらしいな。」
「あー…ね、だから こんなん落ちてたのか。船 乗ってなかったなら、確かにクラリンには犯行が可能だねww」
(野伏君が、見せてくれた『2』のステッカーを掲げた。それを見ながら蔵田さんは小さく言った。)
「私は冬ノ島行きの船に乗った。…ので、カニも獲った。…後、海から帰ってアナウンスまで、船着場にいた。」
「…そこで、カニを茹でていた。事件後に船付き場の小屋を調べた人なら分かる。…はず。」
「確かに…小屋のキッチンで食した。非常に美味なるカニであった。あのカニの種類は間違いなく冬の味覚。」
「んだな。あのカニは獲りたてだ思うべ。夏ノ島にも本島にもカニのストックなんぞながっだかんな。」

「カニの皮を剥き、下処理の後、茹でる。無口になるほど時間の掛かる作業なり。」
「昨日、既に獲っていて、準備したのでは?」
「そりゃねーだ。オラ、カニが楽すみで、昨日ずーっと船着場で待ってただ。」
「船 降りだ蔵田さ、フグば持っでたけんど、カニは持ってなかっただ。」
「私は間違いなく冬ノ島で漁をした。…ので、『カニがなければカニ玉は作れない』この ことわざを思い出すべき。」
「そんな ことわざ、聞いたことないけど…。」
「……。」
(虫さんが また何かを教えてくれてる。)
(えっと…カニがなくても、カニを味わう方法がある…のかな?)
閃きアナグラム 開始
覚 錯
レ シ
▼閃いた!
「そっか!…カニがなければ、別のものを使えばいいんだ!」
「パンがなければ…みたいに言いますね。」
「パンがなければ、作ればいいんじゃない?」
「『ケーキを食べれば良い』だ。実際は言ってないらしいが。」
「『ブルータスお前もか』『板垣死すとも』も、実際 言われたのか怪しいものだ。」
「そんなことは どうでもいいのです。獄原さん、別のものとは?」
「うん、前に蔵田さんが作ってたよね?キュウリをメロン味にしたり、プリンをウニにしたり。」
「あ、錯覚レシピだべ!」
「カニがなくても、カニみたいな味になる料理があるんじゃないかな?」
「……。」
「そんなの。…ない。」
(蔵田さんは持っている大根を撫でながら言う。けれど、それに反論する声もあった。)
「ーーいや、ある。」
「え?イーストック君、知ってるの?」
「ソイポンハイ。手前の故郷で よく作られる、卵を低温で揚げたカニそっくりの料理だ。」
「ああ!昔、キッペーの中華料理ドラマで見たことがあります!そのキッペーは恐らくパブリックドメインです!」
「ちゅ、中華なの?イーストックは、本当は どこの人なの?」
「あんれが玉子料理?信じらんねーべ。普通にカニだったべ。」
「”超高校級”の味付け調整だったため、すっかりカニと見紛うた。いや、味わい紛うたのだ。」
「……。」
「どうだ?蔵田。あんたは船上じゃなくて、夏ノ島にいたのか?」
「……私は港にいた。」
「ウソ吐けーー!!夏ノ島にいて、イズノン達が見てないスキに山エリアに移動してたんだろー!!」
「……。」
「オラたつも、ずっと港の方 凝視してたわけじゃねーからなぁ。」
「可能性はなくなくなくない。」
「でも、待って?蔵田は小柄だから…火野を無理矢理ホラーハウスに連れて行くなんてできないよね?」
「いいえ、刃物で脅すなり誘い出すなりはできたという話でした。」
「……私は、ずっと港にいた。」
「うんうん。そうだね。信じるよ。オレ、見てたから。」
「え?」
「な、何ですか、急に。」
「オレ、砂浜 行ってから、ずーっと港の方 見てたワケ。港って、壁で囲まれてっから中の様子は見えないじゃん?」
「でも、出入り口は1つだから、クラリンが出て来たら すぐ気付くはずなんだよねww」
「そういえば、野伏殿は水練の際も余所見をしていたな。」
「んだな。首90°捻りながら平泳ぎしてて気味悪がった。」
「そーそー。クラリンの漁、気になって気になって…それで、ずーっと恋焦がれて待ってたわけ。カニを。」
「…分からねーな。なら、何故それを先に話さなかった。」
「おもろいかと思ってーー…あ、ウソウソ!そんな人殺しみたいな顔しないで、ホッシー☆似合うけど☆」
「……。」
「ほら。…私は、港から出ていない。…ので、火野さんを殺すことも火事を起こすこともできない。」
「た、確かに…?」
「何か方法があるのではないでしょうか?」
「そっだよね?船の偽装するなんて怪しいことをするからには、クラリンは遠隔で人を殺す武器があったんしょ?」
「しかし…遠隔で殺せるならば、船の偽装など必要はない。」
「一応 夏ノ島にいときたかった的な?不測の事態があれば 港から出るつもりだったけど、万事万全だった的な?」
「うーん…。確かに、前回も密室殺人で遠隔的に殺人が行われましたね。」
「最初の事件も…そうでしたね。」
「おかしいね。そんなリモコンみたいに被害者が動くなんて、フィクションみたいだよね。妙だね。変だよね。」
「………。」
(蔵田さんは黙ったままだ。けれど、ゴン太の近くの虫さんが騒いでいる。)
バグズブレインピッキング 開始
Q. 火事を起こすための道具は?
1.ろうそく 2.録音機 3.ドローン
Q. 火事に気付かせるための方法は?
1.花火の音
2.キッチンタイマーの音
3.波の音
Q. 火事の中に飛び込ませるために使った物は?
1.温度計 2.カニ 3.紅茶
「火事は…ろうそくを使ったんじゃないかな。」
「ああ。ろうそくの周りに油でも撒いておけば時間を指定して火事を起こすこともできるな。」
「ろうそくは倉庫にありましたね。一晩もつ長さがありましたから…おそらく、早朝に仕込んだのでしょう。」
「油も大量に減っていました!」
「火事にできた。…から、何?火野さんが そこに行くかどうか。…は、分からない。」
「キッチンタイマーをセットしておけばどうかな?」
「……!」
「蔵田さん、キッチンタイマーは音が大きすぎるって言ってたよね。それなら、火事に気付かせられるはずだよ。」
「そういえば…パン屋にもタイマーあったけど、5時間くらいまで設定できるんって、モノクマ言ってたよ。」
「浜茶屋にあったタイマーも同じ型かもしれんな。」
「んだなぁ。素潜りの世界記録に挑むのに使ったけんども、とんでもねぇでっけぇ音が鳴っただ。」
「ま、そんなことせんでも、ヒーノ、作業小屋の扉 開け放してたみたいだから、煙や匂いに気付いたかもだけどね。」
「それに、温度計を中に入れておけば、ホラーハウスの中に誰かいるって思わせられたんじゃないかな。」
「紅茶は温度と時間が大切。…なので、タイマーと温度計を使って。」
(蔵田さんが人の形をした温度計を渡してくれた。彼女に言われて、ポットの中に温度計を入れた。)
(すると、温度計から『熱い熱い熱い助げで〜死ぬ〜』という嫌な声がした。)
「……。」
「これが真相け?火事が凶器になったっちことか?」
「でも…火事を起こしたからといって、絶対 火野を殺せるわけじゃないよね?蔵田は一か八かで火事にしたの?」
「まさに、飛んで火にいる夏の虫って事件ですね。」
「『愚人は夏の虫。飛んで火に入る。』が変化した ことわざだな。」
(不意に、今日 夏ノ島で火野君と見たヒトリガさんのこと、数日前に春ノ島で蔵田さんと話したことを思い出した。)
「ヒトリガっていうのか?花火みてェに華やかな羽だな。」
「うん、この羽は綺麗なだけじゃなくて、ヒトリガさんを守ってるんだ。」

「虫さんを食べる鳥さんは こういう羽の虫さんに毒があるって知ってるから。」
「へェ…。虫も食べられないように自衛してんだな。しっかりしてんな。」
「今日の晩ごはんのデザート…ハチミツが足りない。…ので、ハチさんに もらいに行こうと思って。」
(けど、あの日…蔵田さんにハチミツを渡した日の夜、ハチミツを使ったデザートは出てこなかった。)
「もしかして、蔵田さんーー…」
1. ハチミツを使い毒殺した
2. 虫を使い毒殺した
3. 火事を使い焼殺した
「んだ、火事だけで殺せるかどうか、分がんねーべ。殴って刺して、そっから焼くなら まだすも。」
「それは…やりすぎでは?」
(もし、絶対 殺せる方法があったとしたらーー…)
△back
「そっか!ハチミツに毒があったら…。」
「え?ハチミツ?」
「蔵田さんに蜂さんからもらったハチミツをあげたんだ。」
「春ノ島の?トリカブト咲いてたから危ねーと思ったんけどーww」
「うん。蜂さんがトリカブトのミツも集めてたら…。」
「……。」
「待っでけろ?ハチミツ使ったモンはオラたつも食べただ。」
「ああ。プラネタリウムの上映会前、ハチミツのレモン漬けを食ったな。」
「うん。それに、みんなでパン作った時もハチミツ使ったパンもあったよ?」
「蔵田さんには、2回ハチミツを渡してるんだ。もし、その2回目の方にトリカブトのミツも混ざってたら…」
「蔵田殿なら食事に混入させるのは容易いこと。」
「トリカブトは即効性の毒。…なので、毒が入っていたら、被害者は本島の食堂で死んでるはず。」
「火野さは12時半ぐれぇに本島から夏ノ島の橋を渡ってただよ。体調が悪そうには見えながっただなぁ。」
「左様。火野殿は毎日ぴったり12時に昼食を開始するため、あれは昼食直後だと思われる。」
「あー。オレもヒーノに会ったけどピンピンしてたね。」
「『後で食べてください』という書き置きをして、差し入れを置いておいたのかもしれません。」
「そっか!それを山小屋に持っていって食べて死んじゃったんだ!」
「…小屋に そんな痕跡はなかったな。証拠隠滅の時間があったようには思えねーが。」
「オラたつ、捜査時間は蔵田さと一緒だったけんども、蔵田さは山頂なんか行ってねーべ。」
「左様。小屋に近付くことはなかりけり。」
「オレが見張ってた間は船着場からは出てないはずだしー。クラリン、小屋には行ってないんじゃね?」
「毒入りの差し入れ。…なんて、すぐにバレる。…ので、私なら絶対しない。」
(ーーやっぱり、ゴン太は間違ってたのかな。)
(大根を見ながらポツリポツリと話す彼女に謝ろうと思った時、虫さんが騒ぎ出した。)
(ーーえ?毒の発症を遅らせる方法がある?)
2. 他の毒と合わせて使った
3. 毒のハチミツ飴を作った
「うーん、このネタは知ってるか知らないかの話だから…ロンパ的には宜しくないかな。」
「いや、一応、ワードは散りばめてはいるんだけどね。やっぱり…流し読み派の方には分かりにくいっていうか…。」
(何を言ってるんだろう。)
△back
「そっか!ーー桐崎さん。前に、毒と毒を合わせたらって話してくれたよね?」
「え?はい。トリカブトは即効性ですが、他の毒と合わせることで発症時間を伸ばせるんですよ。」
「実際の事件であったな。手前も聞き覚えている。」
「他の毒っていうのは何だ?」
「フグ毒だ。フグ毒とトリカブトを混合させることで毒の発症を1時間後に遅らせた事件があった。」
「うぷぷぷ。ちなみに、犯人は、小五郎 声優を足して2で割ったような名前だよ。」
「蔵田さ…昨日、フグさ獲ってただな。」
「……っ。」
「いよいよ、クラリンしか犯行不可能になってきたねーww」
「……でも、おかしい。…だって、あなた達は死んでないもの。」
「…確かに妙ですね。昼食に毒物が混入していたら、わたくし達も無事じゃ済みません。」
「…ほら、私が毒殺したと言うなら…この謎を解いて。」
(蔵田さんがゴン太を見据える。初めて目が合った気がする。)
(いつも大根に向かって話す彼女の視線が、今は大根じゃなくてゴン太に注がれている。)
反論ショーダウン 開幕
「毒を飲ませたのは いつ?どうやって彼にだけ毒を盛れたの?」
「毒物を使った殺人。…そんなことをしたら、私が真っ先に疑われる。そんなリスクがあることはできない。」
「それに、みんなも昼食を食べたんでしょ?」
「私が昼食に毒を入れたとしたら、どうやって被害者の食事にだけ毒を混入したの?」
「えっと…例えば、火野君は漬物が苦手だったから、代わりの小鉢を用意しておく…というのは どうかな?」
「……そんなの、絶対じゃない。」
「もし、私が被害者用の小鉢を作って彼に それを伝えていても…先に誰かが食べてしまったら?」
「他の人が食べた。…ら、その人は火事のない所で死んで…外傷もなければ、毒殺だと分かる。」
「…そして、私が真っ先に疑われる。いつ誰が毒を摂るか分からない。…のに、昼食に毒物を混ぜたりしない。」
「……ね、大根役者零号。」
「その大根、名前があったんだね。」
(また蔵田さん、大根を見ながら話し始めちゃった…。)
△back
「その言葉、斬らせてもらう!ーーって、虫さんが言ってるよ!」
「やっぱり…火野君の好みが関係してたんだよ。」
「火野さんの好み…。彼は漬物は召し上がりませんでしたね。」
「うん。それで、漬物の小鉢は各自で取るようになってたでしょ?」
「火野君には違う小鉢を取るように言ってたんじゃないかな?」
「あっぶね!知らんで その小鉢を取ってたら、オレらが死んでたってこと?ww」
「ーーいや。火野は たいてい12時、誰より早く昼食を とっていた。」
「うむ。火野殿は規則的な生活を心掛けていたようだ。だから、小鉢は火野殿が食すことになった。」
「規則正しさは計画殺人に利用されやすいと覚えておきます…。」
「ご飯を食べにくる時間と好みが分かってたら、毒を彼だけに飲ませることはできたんだ。」
「ーーどう、かな?」
「……。」
(また、蔵田さんは少し黙った後、ゴン太を見て言った。)
「…それで、毒殺した。…でも、毒殺なら疑われるから、火事に巻き込んだ?…そう、言いたいの?」
「……。」
(ゴン太は何も言えなかった。いつもは大根を見て話す蔵田さんの視線が、怖かった。)
「被害者が火に飛び込む。…なんて、私には分かりようがない。」
「そういえば…火野が火を怖がってて、それを克服したなんて、この裁判まで知らなかったよ?」
「知らなかったら問題ねっだろ。蔵田さは知らねかったから、火事で炙ったとしても おがしくね。」
「私は被害者が火が苦手なのは気付いてた。…けど、火を克服しようとしてたのは知らない。」
「つまり、犯人は火を克服せんとする火野殿に気付いた者?そう言いたいのだな。」
「それ、だーれー?」
「……俺と獄原だけのはずだな。俺は昨日 本島から夏ノ島に続く橋の前で、火野本人から聞いた。」
「ゴン太は今日の午前中、火野君と話した時だよ。」
「んじゃ、2人のどっちかが犯人ってこと?」
「そうかもしれない。…し、そうじゃないかもしれない。」
(蔵田さんが またゴン太を見る。表情は特に変わってないのに、泣いてるようにも見えた。)
理論武装 開始
「計画的な毒殺。…なら、確かに私は怪しい。…かも、しれない。」
「…でも、事件は毒殺では終わらなかった。」
「毒殺を疑われないように彼を火で炙る。…なら、彼が絶対に火の中に入ると思ってなければならない。」
「私は、あり得ない。」
「…だって、私は、彼が火を怖がってたのに気付いていた。…でも、火を克服したなんて知らない。」
「昨日の夜、ずっとキッチンにいた。…でも、被害者たちの話は、キッチンからじゃ聞こえない。」
「私は、どうやって被害者の情報を知ったと言うの?」
○キッチン ×換気 △の ◻︎扇
「キッチンの換気扇からなら…星君と火野君の話す声が聞こえたんじゃないかな。」
「換気扇?あ、寄宿舎のキッチンって、換気扇そっち方向に向かってるんだね。」
「前回の事件でも、通気口から音が響くという話が出ましたね。」
「だども、オラ、あのキッチンから外の音 聞いたことねーだよ。」
「換気扇のパーツ外して掃除とかする時は結構、外の音 聞こえてきたりしますよね。」
「お粗末だよね、こんなライターが換気扇の掃除してる時に思いついたようなネタ!おそまつさん!!」
「まーた訳のわからんことを…。」
「…それで、どうなんだ。蔵田。」
「そ、そうです。本当に蔵田先生が火野先生に毒を盛ったんですか!?」
「その上、死因を隠すため燃え盛る炎に身を投じさせたのか。」
「………。」
「蔵田、何で さっき、キッチンにいたなんて話した?俺には、わざわざヒントを寄越したように聞こえたが…。」
「………。」
(蔵田さんは俯いてしまった。彼女が持つ大根がスルリと手から抜け、鈍い音が響いた。)
「お願いだから、もう止めてよ…。真実から目を逸らさないで!」
「私は みんなを守りたいのに…どうして貴方は邪魔するのよ!?」
「謝って謝って謝って謝って謝って謝って!」
「思い出せ!ゴン太が みんなを守ろうとしていたことも!」
(また、声が聞こえた。)
(初めて聞くのに、なぜか懐かしい声。感情の全てで訴える、悲痛な声。)
(ゴン太は…ただ聞いているだけだった。見ているだけだった。何もできなかった。何も考えられなかった。)
(“彼ら”が生きようと声を上げる時も。“彼”が そんな声と闘う時も。)
(ーー”彼ら”って誰だろう。”彼”って…誰なんだろう。)
「……もう、いいから。」
「え?」
(何も言えずに固まっていると、蔵田さんが呟いた。)
「そんなに傷付いた顔しないで。」
(そして、今までより はっきりした声で言った。真っ直ぐ、ゴン太の目を見て。)
「私以外、犯人はいないはずでしょう?フグ毒とトリカブトを合わせた毒なんて…私以外 作れないもの。」
「ゴン太…さん。星さん。裁判は…終わりの時間だよ。」
(そう言って、彼女はゴン太に笑いかけた。)
(そういえば…蔵田さんに名前を呼ばれたのは、初めてだ。)
クライマックス推理
「事件が起きたのは、今日の午後。火野君は山エリアの山頂で、夜のために花火の準備をしてくれてたんだ…。」
「そんな時、ホラーハウスで出火があった。もちろん、犯人の仕業だ。」
「ろうそくの下に油を撒いて、火が引火するようにしていたんだよね。ホラーハウスのスプリンクラーも破壊して。」
「山頂の山小屋で花火の作業をしていた火野は、キッチンタイマーの音に誘導されて遊園地まで降りた。」
「恐らく、その道中 窓からホラーハウスの中で燃え盛る火の中にマネキンを見たんだろうよ。」
「マネキンだけじゃ、火野君は中にまで入らなかったろうけど…彼は聞いてしまったんだ。人が苦しみ泣き喚く声を。」
「それは人の声じゃなくて本島のキッチンの温度計だったけど、彼は…声の主を助けるために、火の中に飛び込んだ。」
「その頃、火野の体調は万全じゃなかったはずだ。昼食時にトリカブトとフグ毒を混ぜた毒を摂取していたからな。」
「犯人は…死因を特定されにくくするために火野君を火事に飛び込ませたんだ。そうやって毒殺を隠した犯人…。」
「この事件の犯人は…“超高校級の美食家” 蔵田 冷子さん…なんだよね。」
「これが…虫さんと、みんなで考えた真実だよ。」
(ゴン太と星君が話し終えると、蔵田さんは見たことない優しい顔で笑った。)
「ありがとう。ゴン太さん。」
「蔵田…さん。」
「なーなー、クラリン。どうしちゃったの?急にハキハキ話すじゃん?」
「ずっと目も合わなかったのに…。」
「それに、今まで誰の名も呼ぼうとはしなかったであろう。」
「うん。出荷するために育てる家畜には名前を付けちゃいけないから。ごめんね。」
「なんか怖いこと言い出した!?」
「オメ、オラたつが家畜に見えてたのけ?」
「……それが、私たちの家業なんだ。」
「家業…?貴女様の?」
「ハイハーイ!じゃ、そろそろ投票タイムに参りましょう!」
(蔵田さんの言葉を遮るようなモノクマに促されて、ゴン太は投票ボタンを見た。)
学級裁判 閉廷
「大正解!”超高校級の花火師” 火野 花血朗クンを殺したクロは、”超高校級の美食家” 蔵田 冷子さんでしたー!!」
(モノクマが楽しそうに言う。そんな中、ゴン太たちの困惑は消えなかった。)
「……でも、どうして?どうして火野を?」
「火野さんを殺したことは…貴女様の家業と関係がありますか?」
「……。」
「信じてもらえるかは分からないけど…私は本当に、船の数字を変えてないんだ。」
「……え?」
「私は間違いなく冬ノ島まで行く1号に乗ったと思ったの。1時間で帰ってきたのは、私にとっても誤算だった。」
「だから、急きょ船着場の小屋の冷蔵庫にあった卵でカニの味を作ったの。」
「すっげーww」
「そ、そうですよね。冬ノ島に出る船にいた方が、アリバイは確立できるんですから。」
「毒殺なら その場にいる必要もない。」
「だば、一体 誰がンなことすんだべ?」
「モノクマとか?」
「分からない。けど…私と同じ人がいるかもしれない。」
「あんたと同じ?どういうことだ?」
「平さんも…言ってたでしょう?私たちは…多分、同じなんだよ。」
「ど、どういうこと?考えても…分からないよ。」
「あなたが解いた絵。」
「絵?」
「虫の漢字を付けて完成した絵図。」
「蛤…それがーー…」
(そう蔵田さんが言った時だった。)
「おっとっと!ダメダメ!それは もうちょい引っ張りたいの!タコみたいに!だから今はタイの時間!」
(彼女の言葉を掻き消すようにモノクマが叫んだ。)
「おしおきタイーム!!」
(助けなきゃ。そう思って蔵田さんのところに走った。けれど、)
「大丈夫。ずっと覚悟はしてたから…見守っていて。私の覚悟を…紳士として。」
(蔵田さんは笑顔のまま言った。けれど、震える身体は いつもより小さく見えた。)
(ゴン太が伸ばした手を蔵田さんが取ってくれることはなかった。)
おしおき
“超高校級の美食家” 蔵田 冷子の処刑執行
『いのちバイバイ牧場』
蔵田 冷子は冷暗所にいた。吐く息は白く、肌は既に総毛だっている。
モノクマの被り物をした男がやってきた。彼は「あっちに行け」と部屋の奥を指差す。
嫌だと首を振れば、腹を強かに蹴られた。
慌ててヨロけながら言われた場所に辿り着けば、足を縄で縛り上げられた。あっという間に視界が反転する。足を上に吊し上げられているのだと分かった。
頭に血が上る。苦しい。
反転した世界で、男がナタのようなものを手にしているのが見えた。
ーー私の番だ。
これから屠殺され、血を抜かれ、バラバラにして売られて食われる。今まで自分がやって来たことだ。
ーー仕方ない。
消費者を支えるために、生産者がいる。生産者と、犠牲者がいる。今まで私は生産者だった。できるだけ犠牲者が苦しまない手段で生産したつもりだった。
彼は、どうだろう。苦しませない方法を知っているだろうか。
ーーいや、罪人の私には苦しむ最期くらいが丁度良い。
目の前の男はナタのようなものを真っ直ぐ振り下ろした。首を裂かれた感覚がして、目の前に舞い落ちる鮮血が広がった。
それから、男は絶命した生物を淡々と肉の塊に変えた。丁寧にパック詰めされたそこには、はっきりと”生産者”の顔が写されていた。
…………
……
…
「これぞ本当のニョタイ盛り!命 売買してバイバイ!ってね!本来、生活って、そういうものだよね。」
「オマエラが食べてるのは、生きてた物。オマエラが住んでるのは、他の動植物を退けた場所。」
「虎穴に入らずして毛皮や肉を得られるオマエラは、そんな有難みすら忘れてるんだろうけど…」
「それって、なんか絶望的だよねーー!!」
(「アーッハッハッハ」と笑うモノクマがいなくなって、響いていた不快な声も消えた。)
(それを合図にしたように、ゴン太たちは 地上に戻るべく、やっと動き出した。)

「……。」
(ーーやっぱり…また、ゴン太は守れなかった。)
(コロシアイを止めさせないと。)
(…モノクマを、倒してでも。)
Round. 3 愚人は夏の虫 完
Round. 4に続く















コメント
更新ありがとうございます!
推しの蔵田ちゃんが…泣という思い反面、推しが被害者なりクロなりになってこその論破だよね…という気持ちの間で揺れ動いています。
あと、タイトルの愚人は夏の虫のくだりも知らなかったので「もしかして(気が付かなかったけど)ヒントになってた…!?」と1人で盛り上がっていました笑
また次回も楽しみにしています♪
コメントありがとうございます!頂いたアイデアのキャラをクロにするのは忍びなかったのですが、アイデア頂いた次の瞬間からキャラ性とトリックを思いついてしまいまして…;;暖かいお言葉にホッとしております。本当に素敵なキャラ案ありがとうございました。タイトルも盛り上がっていただけたやったー!今後もご覧いただければ幸いです!