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第3章 愛と誠。デッド・オア・ラブ 非日常編

 

「ではでは、いつも通り学級裁判まで捜査時間です!存分に捜査してください!」

 

(血の匂いでむせ返りそうな空間で、モノクマファイルを配り終わったモノクマが声を弾ませる。)

 

「そして、これをもってチーム戦も終了!」

 

「クロという共通の敵が現れたんだから、くだらない小競り合いはもうやめて、協力して事件を解決してね!」

 

(渡されたモノクマファイルに目を通す。)

 

(被害者は”超高校級の柔術家” 前谷 光太。死体発見現場は宿屋の1階。死亡推定時刻は午前4時30分頃。死因は後頭部の外傷。)

 

頭蓋骨の陥没骨折により即死。死亡後、ナイフによって全身を激しく損傷。何だか見たことある字面だ。)

 

(そう…彼の死体の状態は、まるでーー…)

 

 コトダマゲット!【モノクマファイル】 

 

(みんな苦々しい顔で立ち去ろうとするモノクマを見ていた。のだが。)

 

「モノクマ。モノクマファイルが1枚足りねーっす。」

 

「ん?」

 

「前は遅刻者の分も寄越してきたっすね。」

 

(モノクマに向かって手を差し出す彼に、モノクマは「うぷぷ」と不気味に笑いかけた。)

 

「モノクマファイルは確かに全員に渡したよ。」

 

「……え?」

 

(何を言ってるんだろう…と思うと同時に、モノクマに問いかけた彼は扉を開けて出て行く。)

 

「みんな、手分けして彼女を探すっす!」

 

(そう言って扉の向こうへ消えた。ーー彼女。まだここにいない彼女を探すってこと?)

 

(みんなも次々に扉から外に出て行く。)

 

「あ、あたし教会で今朝 声を聞いたよ。もしかしたら、教会にまだいるかも!」

 

「行ってみよう!」

 

 

 

【中央エリア 教会】

 

(教会内はシンと静まり返っていた。誰の気配も感じない。)

 

(教会を見回す。人はもちろんいないし、昨日Bチームが置いた報告書もなくなっていた。)

 

「誰もいないね…。」

 

「どこ行っちゃったんだろう。」

 

(教会を出ようとしたところで、教会のモニターから声がした。)

 

 

『死体が発見されました!西エリア大富豪の家 別荘まで集まってください!』

 

………。

(死体が発見された?だって…死体はもう…。)

 

「レイ、別荘だよ!早く!」

 

「う、うん。」

 

(足をもつれさせながら別荘へと向かった。)

 

 

 

【西エリア 別荘】

 

(別荘の扉の前に、数名が集まったいた。)

 

「あ…蘭太郎君、今のアナウンスは…!」

 

(声をかけると、彼らは黙って扉の横の小窓を指さした。そこにはーー…。)

 

(部屋の壁にもたれて眠っている、夕神音 美久の姿があった。)

 

(寝ているの…?こんなところで?)

 

(一瞬、一昨日の夕方の出来事が頭に浮かんだが、次の言葉で背筋が凍った。)

 

「……夕神音さんはピクリとも動かねーっす。それに…彼女を見た瞬間、死体発見アナウンスがあったんすよ。」

 

「…じゃあ、彼女は…彼女も、死んでるの?ーーと、とにかく、中に入らなきゃ!」

 

「入れマセン。」

 

「入りたいのは山々だが、あいにく中から鍵が掛かっているのだよ。」

 

「じゃあ、あたし”大富豪の家”から鍵取ってくるよ!」

 

「いえ…鍵は夕神音さんの近くに落ちているようなんです。」

 

「密室ってやつだね。」

 

「え?ま、また?」

 

(前の事件と同じ…密室…?)

 

「はーい、お困りのようですね!鍵のトラブルはボクにおまかせ!どんな密室も破っちゃうよ〜!」

 

(暗く沈んでいく雰囲気とは裏腹に、モノクマが楽しそうに鍵を開けた。)

 

(そうこうしている間に、他のみんなも慌てた様子でやって来た。全員揃ったのを確認したモノクマは一際明るい声で言い放つ。)

 

「10名様ごあんなーい!あと、こちら追加のモノクマファイルでーす!」

 

(10名…10人になってしまった…?どうして…2人も…。)

 

(そんなことを考えていると、ためらいがちな声がかけられた。)

 

 

「あ、あのさ…これ、もし同一犯じゃなくて、犯人が2人いたら…どうなるの?」

 

「犯人が2人?」

 

「だ、だって、外に出るために殺すのは1人でいいはずだよ。もう1人殺せば手掛かりも多く残って不利になるのに…。」

 

「あ…そっか。それぞれBチームの宿とFチームの別荘が現場だから…同じ人が犯人じゃないってこともあるんだね。」

 

「どーなのモノクマ!どっちのクロ見つけりゃいいのー!?」

 

「はてはて?前回はどうだったかな?えーっと、先に発見された死体のクロを探すんだったっけ?」

 

「前谷さんを殺した犯人を探す…ってこと?」

 

「フム…難易度がそう高くなくて助かるね。」

 

「……。」

 

「ウソウソ!今回は、死にたてホヤホヤの被害者を殺したクロを見つけてね!」

 

「死にたてホヤホヤ?」

 

「……後に死んだ人のクロを探すってことっすか?」

 

「そうだよ!被害者の名前と殺したクロの名前が一致して初めて正解だから、そのつもりでね。」

 

(モノクマはそう言って消え去った。)

 

「今回は”後に殺された被害者がどちらか”も議論の対象になっちゃったってことだよね…?」

 

「でもよ、ンなもんモノクマファイル見ればーー…」

 

(改めて、全員が2枚目のモノクマファイルを見た。)

 

(被害者は”超高校級の歌姫” 夕神音 美久。死体発見現場は”大富豪の家”の南にある別荘。目立った外傷はない。)

 

「……。え?これだけ?」

 

「死亡時刻書いてないじゃん!!」

 

「死因についても…書いてありませんね。」

 

「困りマシタ。」

 

「……。」

 

 コトダマゲット!【モノクマファイル2】 

 

「とにかく、今回も手分けして捜査した方がいいっすね。」

 

「そう、だよね。」

 

「時間もねーし、始めるぞい!」

 

(彼らの声かけによって、それぞれ2人、3人になって散っていく。)

 

「哀染君、一緒に捜査をお願いしてもいいっすか?」

 

「う、うん。もちろん。」

 

「まずはここから調べましょう。」

 

(1度に2人も失ってしまった。そんなことを悔いている時間すら…今はないんだ。)

 

(まずは、別荘周辺をくまなく調べよう。)

 

 

 死体を調べよう

 別荘周辺を調べよう

全部見たね

 

 

 

(まずは、被害者の死体を確認しなきゃ…。)

 

(被害者は眠っているように綺麗な状態で、今にも起き上がりそうだ。)

 

「本当に死んでるなんて…信じられないね…。」

 

「ええ。血も出てないし、外傷もないっす。」

 

「外傷がないって…死因は何なんだろう。」

 

「まだ何とも言えないっすけど…パッと思い付くのは、毒やガス、病気などっすね。」

 

(彼女の安らかな顔を見るに、あまり苦しんだ様子はなさそうだ。)

 

(苦しまなかったのはせめてもの救いだったのかもしれない。)

 

(別荘の中は空き巣が入ったかのように引き出しや棚の扉が開け放されていた。)

 

(棚や引き出しの中にあったはずの本、服、日用品などが散乱している。さらに、割れた破片のようなものも散らばっていた。)

 

「美久の周りに破片が落ちてるね。」

 

「何の破片っすかね?」

 

(彼はそう言って、大きめの破片を組み合わせた。完全ではないものの、小瓶のような形が再現された。)

 

「何かのビン…かな?」

 

「ええ。これが夕神音さんの死に関係してそうっすね。」

 

(パッケージも何もない黒い小瓶。こんなものはここに来てから初めて見る。)

 

(今まで見たことなかったものだ。”大富豪の家”や別荘にあったものかな。それとも…どこかに隠されていた?)

 

 コトダマゲット!【割れたビン】 

 

 

(被害者の近くには金色の鍵も落ちている。)

 

「ここの鍵でしょうね。」

 

「”大富豪の家”に、1つしかない鍵だったよね。」

 

「Bチームの夕神音さんが手に入れることは難しいはずっすが…。」

 

「ぼくらは”大富豪の家”にも入れないはずだよね。美久はどうやってーー…うわ。」

 

「どうしたんすか?」

 

「この鍵の…金箔かな?ものすごくはがれやすいよ。ちょっと触っただけで手に付いちゃった。」

 

「……もしかして、夕神音さんの手にもーー付いてるっすね。」

 

「美久がこの鍵に触ったってことだよね。」

 

「そうっすね。」

 

 コトダマゲット!【別荘の鍵】 

 

「夕神音さんの持ち物は…モノパッドだけっすね。」

 

(彼は被害者のドレスのポケットを探る。)

 

「…あれ?」

 

「どうしたの?」

 

ポケットの内側にも金箔が付いてるっすね。」

 

「え?金箔って…ここの鍵の?」

 

「はい。同じものだと思うっす。」

 

 コトダマゲット!【ポケットの金箔】 

 

(彼女のポケットに金箔が付いていたということは…彼女は鍵を持っていたってこと?でも、どうやって…?)

 

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(別荘の周辺も見ておいた方がいいね。)

 

「別荘は鍵が掛かってた。前の事件と同じ密室…ってことだよね。」

 

「そうっすね。でも、ここの鍵は閂錠ではないっす。前回みたいに安易なトリックは使えないっすね。」

 

「え?そうなの?」

 

「まあ、仕掛けさえあればできないことはないっすけど。例えば、外から糸を使って鍵を夕神音さんのそばに落とすとか…。」

 

「ああ、探偵モノで見かけるよね。それってどうするの?」

 

「窓やドアの隙間に糸を通して鍵を移動させるのが定石っすが…この窓、開閉できないみたいっす。」

 

「ドアの隙間も…鍵が通るほどじゃないね。」

 

 コトダマゲット!【別荘の窓】 

 

「通気口……もないっすね。」

 

(完全なる密室。どうやって犯人は彼女を殺して密室にしたんだろう。)

 

(別荘の外壁に沿って見ていると何かが落ちているのが見えた。)

 

「これ…ヘビの人形だ…。」

 

「……ヘビの人形?」

 

(間違いない。前回のステージの鉱山にあったヘビの人形。それが、動きを止めて転がっていた。)

 

(拾い上げてみると、思ったよりも軽かった。)

 

「どうしてこんなところに?」

 

犯人が落としたのかもしれないっすね。」

 

 コトダマゲット!【ヘビの人形】 

 

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(死体と現場についてはこのくらいかな…。)

 

(次は、ここにいる人たちの話を聞いておこう。部屋の中で被害者を見つめる2人に近づく。)

 

「…どうして、2人も死んじゃうの…。」

 

「……2人も殺す意味が分からないね…。」

 

「2人とも、話を聞かせてくれないかな?」

 

「…ああ。」

 

「ここ、前 来た時も鍵掛かってたけど、いつも鍵掛けてあるの?」

 

「うん。自室とここと”大富豪の家”の玄関は鍵掛けるようにモノクマに言われてるんだ。」

 

「報告書によると、別荘の鍵は”大富豪の家”にあったんすよね?」

 

「そうだ。玄関に置いていたからFチームなら誰でも簡単に持ち出せたはずさ。」

 

「昨日から今日までに鍵を持ち出した人はいるっすか?」

 

「いや…分からないな。ここは初日と2日目にみんなで探索したからね。後は自由にここを探したい人が探したい時に出入りしていたはずだよ。」

 

「あ、でもあたし覚えてるよ。えーと、確か…昨日の午前中までは”大富豪の家”の玄関にあったはずだよ。」

 

「昼以降、鍵が持ち出されたんだね。」

 

「しかし、彼女について情報が少ないのは厳しいな。死体から彼女の死亡時刻が分かればいいんだが…。」

 

「高校生で検死ができる人はさすがにいないもんね…。」

 

「あれ?でも栞、朝 美久の声を聞いたって言ってたよね?」

 

「あ!そ、そうだよ!あたし今朝みくの歌 部屋から聞いたんだよ。」

 

「それは本当っすか?何時頃っすか?」

 

「朝起きてすぐだから、5時すぎくらいかな。毎日5時には勝手に目が覚めるから、時間は確かだよ。」

 

「前も朝早く目が覚めるって言ってたね。」

 

「あたし いつもそれくらいに起きて部屋で精神統一するんだ。今日は綺麗な歌も聞こえてて楽しくできたんだけど…さ…。」

 

「フム。そういえば、夕神音さんの歌は僕も聞いたよ。早朝だったからまた寝てしまったがね。」

 

「宿舎の廊下の窓、開けっ放しになってたから よく聞こえてたんだろうね。」

 

5時に歌が聞こえた…これは重要な証言だ。)

 

「……。」

 

 

 コトダマゲット!【夕神音の歌】 

 

「ちなみに、2人はこの割れたビンに心当たりはないっすか?」

 

(彼は破片を指さして2人に問いかけた。)

 

「ううん、こんなの、前にここに来た時はなかったはずだよ。」

 

「ああ。”大富豪の家”のものでも、別荘のものでもないだろう。」

 

「じゃあ、あれは…。」

 

「もしかして…動機の惚れ薬…とか?」

 

「なるほど。確かに。ここに隠されていたのかもしれないね。」

 

(動機の惚れ薬…か。モノクマは惚れ薬のこと、なんて言ってたっけ?)

 

 

「あたし、Fチームだったから…みくと全然話せなかった…。こんなことなら…あたしもみくに手紙を書いておけば良かった…。」

 

「いや、僕もローズさんと一緒に書いただけだったからね。クラスメイトとしてもっと話をしておきたかったよ。」

 

(被害者を見つめる2人。……本当だ。彼女ともっと話しておけば良かった。)

 

「おや、哀染君。手が汚れているじゃないか。」

 

「ああ、うん。ここの鍵の金箔が付いちゃったんだ。」

 

「あー、あれ、取れやすいよね。」

 

「ハンカチなど持っていないのかい?コレを使いたまえ。」

 

(彼は腰のカバンからウェットティッシュを取り出してこちらに寄越した。)

 

「あ…ありがとう。」

 

「哀染君、別荘はだいたい調べられたっす。宿屋にも行きましょう。」

 

「うん、光太君の現場だね。」

 

 

 

【東エリア 宿屋 1階】

 

(宿屋の扉を開くと、血の匂いに迎えられた。)

 

(別荘の現場と比べると、こちらは”凄惨”としか言いようがない。)

 

(被害者の大きな体はシーツに包まれ、斬り刻まれた顔を覗かせている。)

 

「これってさ…まるで……。」

 

「1回目の…白銀さんの事件と似てるっすね。」

 

(そうだ。モノクマファイルの死因も酷似していた。これは……偶然?)

 

「とりあえず…ここも調べましょう。」

 

「そうだね。」

 

(被害者の傍らに落ちているのはハンマーとナイフ。どちらも血が付いている。)

 

「これは武器屋にあったもんすね。」

 

「うん。…やっぱり、武器も全部隠しておけば良かったのかな…。」

 

「隠してもモノクマが追加するだけっすよ。」

 

「そっか…そうだよね。」

 

 コトダマゲット!【ハンマー】【ナイフ】 

 

「このシーツはここの…だよね。」

 

(被害者が倒れている受付カウンターの後方には簡易な棚に換えのシーツが詰められている。)

 

「ええ。おそらく、ナイフで斬り刻む時に被せたんすね。返り血を浴びないために。」

 

「それも…最初の事件と同じ…だね。犯人は被害者が死んだ後、全身を斬り刻んだってこと…だよね。」

 

(どうして…現場をすぐ立ち去らなかったんだろう。)

 

 コトダマゲット!【死体を包むシーツ】 

 

「前谷君の持ち物は…モノパッドとっすね。」

 

「鍵?」

 

「これっす。おそらく、”大富豪の家”の鍵と自室のものでしょう。」

 

(彼の手には、2つの鍵が繋がれた銀製のキーリングが握られている。)

 

「後で光太君の部屋も見ておかないとだね…。」

 

(もう1度 死体を見る。被害者の姿は痛々しいもので、表情すら分からない。)

 

(あの明るい笑顔は、もう2度と…見ることができないんだ。)

 

(最初の事件で感じた絶望感と後悔が思い出された。額に汗が浮かぶ。)

 

 

「あ…天海さん、哀染さん。」

 

「お2人もこちらでしたか。」

 

(宿舎の一室から出て来た2人が、話しかけてきた。2人とも顔色が悪いのは、宿舎一帯に漂う血の匂いのせいだろう。)

 

「2人とも、美久の部屋にいたの?」

 

「うん…。何も…なかったけどね…。」

 

「……そうっすか。俺たちも後で見ておくっす。」

 

「しかし…不思議ですね。」

 

「何が?」

 

「Fチームの前谷くんがBチームの宿屋で、Bチームの夕神音さんがFチームの別荘で亡くなっていた…これは、どういうことなんでしょうか。」

 

(確かに。逆ならまだ分かりやすいのに。)

 

「それに、これって…見立て殺人みたい、だよね。」

 

「見立て殺人?」

 

「何かの物語や過去の事件に見立てた殺人ってことっすね。」

 

「前谷くんの殺人は…白銀さんの時と酷似していますね。」

 

「うん…それに、死体の状況は違うけど、夕神音さんの現場も…。密室とヘビの人形ってさ…。」

 

「郷田君と…同じっすね。」

 

「第1の事件と同じ前谷さん、第2の事件と同じ夕神音さん。…これって、どういうことなんだろうね…?」

 

「もしかして…これまでの殺人を再現しようとした…?」

 

「前谷くんを殺し、夕神音さんを殺し…順に過去の事件に見立てた…そうだとすると、まるで愉快犯のようなやり方ですね。」

 

(愉快犯…?この中に、そんな人がいるのかな?)

 

「……もう1度 前谷君の遺体を見ておきたいっすね。……念のため手に握られた物がないか見ておくっす。」

 

(手に握られた物…1回目の事件の時は、プチトマトが握られてた…。)

 

「天海くん、わたしも…ご一緒します。さっきは怖くて…よく見られなかったので…。」

 

 

(2人が少し離れて被害者の死体に近づく。)

 

「あ、そうだ。哀染さん。」

 

(代わりに、声を落として彼が近寄って来る。)

 

「どうしたの?」

 

「あのね…木野さんのことなんだけど…。」

 

「えーと、琴葉の?」

 

「その…前に言ったでしょ?木野さんがモノクマと会ってたって。イレギュラーなんじゃないか…って。」

 

「う、うん。」

 

「実は僕…このステージに来てから、木野さんを気にしてたんだ。さすがに一日中…ってわけにはいかなかったけど。」

 

「彼女の動向をなるべく見てたんだけど…今回、彼女はほとんど宿舎の部屋から出て来なかったよ。」

 

「そうだね。ご飯や報告の時以外、研究でずっと部屋にいたんだっけ?」

 

「うん。でも、昨日は部屋から出て、宿屋中で調査してたみたいなんだ。」

 

(そういえば…必死で何か探してたね。)

 

「昨日 僕は昼ずっと広場にいて、木野さんやみんなの様子を見てたんだけど…。」

 

「木野さんは昨日 “大富豪の家”や別荘…西の方には行ってなかったよ。」

 

「木野さん以外は1度は外に出て探索してたけどね。」

 

「うん、分かった。そうだ、誰が別荘に行ったかは覚えてる?」

 

「……ごめん。そこまでは…。木野さんのことしか気にしてなかったから…。」

 

「そっか、謝らなくていいよ。ありがとう。」

 

(彼は…クラスメイトを疑ってるんだな…。)

 

 コトダマゲット!【佐藤の証言】 

 

「前谷君は何も握ってなかったっすね。哀染君、俺たちも夕神音さんの部屋に行ってみましょう。」

 

(死体から離れた2人が戻って来た。)

 

「お2人で行くんですか?私も同行しましょうか?」

 

「え?ううん、撫子はもう中を見たんだよね?いいよ、ぼくたち2人だけで。」

 

「……そうですか。分かりました。」

 

「……。」

 

(どうしたんだろう?何とも言えない2人の視線を受けながら部屋に入る。)

 

 

「俺たちの部屋とつくりは同じっすね。」

 

(簡素なベッドに机と椅子。歩く度に軋む床。自分たちの部屋と全く同じだ。)

 

(彼女の部屋は物が少ない故に散らかることなく、ガランとした印象だ。)

 

「クローゼットには美久の衣装が何着か入ってるね。」

 

「……そうっすね。それも俺たちの部屋と変わらねーみたいっす。」

 

「というか、哀染君…躊躇いなくクローゼット開けたっすね?」

 

「…え?…あ!いや、だってーー。」

 

(ああ、そうか。さっきの2人の視線はそういうことだったんだ。)

 

「いいんすよ、ありがたいっす。ついでに、何かないか調べるのも任せていいっすか?」

 

「う、うん。」

 

(平常心を装ってクローゼットの中を確認する。目ぼしいものは何もなさそうだ。)

 

「クローゼットは着替え以外 何もないよ。」

 

「机やベッドも何もないっすね。」

 

「ここみ君たちの言う通り、この部屋に手がかりはなかったね。」

 

「いえ、何もなかったのが手がかりと言えるかもしれないっすよ。」

 

(……?どういうことだろう?)

 

(現場は調べた。次はどこを調べようかな。)

 

 

 広場に行こう

 大富豪の家に行こう

全部見たね

 

 

 

【中央エリア 広場】

 

(広場に出ると、中央の噴水近くで、這いつくばる人影があった。)

 

「ローズ?何してるの?」

 

「アイゾメ!ここ!ここ見ます!」

 

「……?」

 

(彼女が指さす石畳には何もない。)

 

「えーと、何もないけど。」

 

「目ぇこらせデス!血のアト、ありマス!」

 

「血?み、見えないけど…。」

 

「アイゾメには見えませんデスカ?」

 

「……俺にも見えないっすね。」

 

「血をふき取ったアト見えないデスカ。不便な目デスね。」

 

(見える方が不便じゃないかな。)

 

「ローズさん、ここに誰かがふき取った血痕があるってことっすか?」

 

「そーデス。かなりイッパイ。」

 

(被害者がここで死んだかもしれない…ってこと?でも…見えないしなぁ。)

 

「アイゾメ、疑てる分かりマス。目にモノ見せてクレヨウ。」

 

(彼女はそう言って奥の草むらを見ていた人物に声をかけた。)

 

「キノ!アナタ、Luminol 持ってマスか?」

 

ルミノール……持ってない。」

 

「やっぱりデスカ。」

 

「……今から作れないことはないよ。」

 

「アイヤ、じゃ早く作りマス!」

 

「分かった。」

 

(2人はバタバタとBチームの宿屋に入って行く。)

 

「…ルミノール試薬を作るのには確か、劇物も使うんじゃなかったっすか?そんなものを木野さんは持ってたんすね。」

 

(げ…劇物…?)

 

 

(2人とも行ってしまったが、広場にはまだ人影がある。)

 

「圭君。」

 

「……。」

 

(呼びかけても反応はない。…1度目じゃないからどうしてなのか分かるけどーー…。)

 

(彼の肩を軽く叩く。と、その後ろ姿はビクリと大きく反応した。)

 

「うわっ!?あ、ああ。お前らか…。な、何だよ?」

 

(勢いよく振り返った彼は耳に付けていたヘッドホンを外した。なぜか目が泳いでいる。)

 

「……ヘッドホン、気に入ってるんだね?」

 

「あ、ああ。天海からもらったカセットでより周りの音 聞こえなくなってさ。」

 

「集中したい時にいいんだよ。」

 

(……牛の声が入ったカセットが?)

 

 コトダマゲット!【永本のヘッドホン】 

 

「永本君、ここに何かあったんすか?」

 

「いや。な、何でもねーよ?」

 

(明らかに挙動不審だ…。どうしたんだろう?)

 

「いや、お前らが急に後ろいたからビビっただけだって。ほら、見てみろよ。何もねーだろ。」

 

(彼の背後を覗き込んでも、確かに何もなかった。)

 

「それより、何か見つかったか?犯人は分かりそうか?」

 

「いえ。まだ何とも。」

 

「そう…だよな。2人も急に死んじまうなんて…さ。」

 

「Fチームで何か変わったことはなかったっすか?」

 

「いや…特には。前谷もいつも通りだったし…。」

 

 

「そういえば、圭君 一昨日 民家で倒れてたよね?大丈夫だったの?」

 

「あ、ああ。そういや、お前らのおかげで日没前に宿舎に帰れたんだよな。ありがとな。」

 

「いいえ。それより、何であんな所で寝てたんすか?」

 

「いや…分かんねーんだよな。たぶん寝不足だったんだと思う。急に意識失った感じでさ。」

 

「じゃあ、誰かに殴られたとかじゃないんだよね?」

 

「ねーよ。大丈夫だ。あの後 昨日の朝まで寝てたらしくってさ。寝不足もスッキリ解消したよ。」

 

「そうなんだ。」

 

「そうだ…そういえば、昨日の朝 目が覚めた時、カセットレコーダーがなくなってたな。」

 

「カセットレコーダーが?」

 

「ああ。昨日どこ探してもなかったんだけどさ、今朝になったら宿舎の廊下に落ちてたんだ。」

 

 コトダマゲット!【カセットレコーダー】 

 

(そういえば…昨日ここで彼の姿を見かけた時、違和感があった気がする。あれは何の違和感だったんだろう?)

 

 

「あ、そうだ。そこの茂み見てくれ。」

 

「これは…人形っすか?」

 

(広場の隅の茂みに近づくと、小柄な人間くらいの大きさの人形が横たわっていた。シーツの中に布団を入れてヒモで縛り、人のような形にされた簡易なものだ。)

 

「これ、たぶん前谷が朝練で使ってた人形だよ。」

 

「朝練っすか?」

 

「ああ。あいつ、みんなが寝ている時間に広場で朝練してたんだ。」

 

「あ、そういえば…手紙にも書いてあったよ。日の出と共に早朝練してるって。」

 

「この人形、ローズが前谷の練習相手に作ったんだよ。ほら、ブラジリアン柔術って寝技とか関節技が多いだろ?」

 

「確かに、相手がいないと練習は難しそうっすね。」

 

(そうなんだ。そういえば寝技が多いって自己紹介の時に言ってたっけ。)

 

「オレや松井も練習に誘われたんだけどさ、オレらは体育会系じゃねーし。」

 

「じゃあ、人形相手にずっと練習してたんだね…って、この人形 血が付いてるよ。」

 

「本当っすね。前谷君は、練習中に襲われたってことでしょうか。」

 

(……被害者のような大柄な男を撲殺できるものなのか不思議だったけど…これも最初の事件と同じなんだ。)

 

(被害者が寝技の状態なら…。)

 

 コトダマゲット!【血の付いた人形】 

 

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【西エリア 大富豪の家】

 

「あとは、被害者…光太君の部屋も見ておかないとだね。」

 

「そうっすね。鍵も手に入れましたし、行きましょう。」

 

(大きな扉を開けて、広い廊下を進む。豪華な客間の前で、かすかに変わった匂いを感じて立ち止まった。)

 

「何か…変な匂いがしない?」

 

「客間からっすね。」

 

(客間の扉を開ける。真っ先に2体のマネキンが目に入った。みんなを2チームに分けたマネキンだ。)

 

(その向こうに、暖炉の火が燃え上がっていた。火の周囲には大量の燃えカスがある。)

 

「前 来た時はそんなに感じなかったけど…これ、暖炉の匂いなのかな?」

 

「……。」

 

「どうしたの?」

 

「そういえば…1番最初のステージの小学校にも焼却炉があったっすね。」

 

何かが焼けた跡があったっすが…。この匂いとも違ったような…。」

 

「……。」

 

(彼は口元に手を当てて考え込んでいる。)

 

(彼から目線を移して暖炉の中を確認すると、大量の燃えカスの中に焼けていない紙きれのようなものが見えた。)

 

「あ、蘭太郎君、燃えカスの中に何かあるよ。」

 

(火かき棒で紙きれをたぐり寄せ、手に取る。質感の良い紙だが、焼け焦げていて、元の形は分からない。)

 

「ほとんど焼けてるっすね。」

 

「うん。でも読めるところもあるよ。『みんな睡眠不足』って書いてある。」

 

「……何のことっすかね?」

 

 コトダマゲット!【焼けた紙】 

 

「さて、前谷君の部屋に行くっすか。」

 

(相変わらず豪華絢爛な廊下を渡って2階に上がる。ふと、廊下の窓が開いていることに気が付いた。)

 

(そういえばさっきFチームの人が「窓が開いてた」って言ってた。…誰かが開けたのかな?)

 

「ここが前谷君の部屋っすね。」

 

(ネームプレート代わりの顔のドット絵。被害者のものと思しき部屋の前に立つ。彼がドアに鍵を差し込むと、ガチャリと硬質な音がした。)

 

「開いたっすね。」

 

(部屋の中も、客間に負けず劣らずの豪華さだった。上品な調度品に大きく寝心地が良さそうなベッド。)

 

(落ち着いた色合いの『お坊ちゃんの部屋』といった印象だ。ここを使っていた彼とは雰囲気がだいぶ違うけれど。)

 

「俺たちの部屋とは大違いっすね。」

 

(彼は部屋の中を見回して、クローゼットを開けて調べ出した。)

 

(クローゼットは彼に任せよう。)

 

(テーブルの引き出しを開けると、見覚えのあるメモ用紙が入っていた。)

 

(自分の字で『光太君へ』と書かれた手紙。ここに来て2日目の夜に彼に宛てて書いた手紙だ。)

 

(……結局、返事は1回しか書けなかったな…。)

 

(彼へ宛て書いた手紙を胸ポケットへそっとしまった。)

 

「クローゼットには特に目立つものはないっすね。着替えだけっす。」

 

「こっちも ぼくが出した手紙以外、何もないよ。ここに来てまだ5日だし…自分の持ち物もほとんどないもんね。」

 

(被害者の部屋を後にした。)

 

 

back

 

 

 

【中央エリア 広場】

 

(しばらく探索を進めるうち、広場の方から声が聞こえてきた。近寄ってみると、2人の女性が宿屋から広場に出てくるところだった。)

 

「キノ、早くシマス!」

 

「……待って。」

 

「木野さん、まさか本当にルミノール試薬ができたんすか?」

 

「……薬品と器材はあった。保護メガネもある…から、作れた。」

 

「本当にできるんだ。こんな短時間で…さすが”超高校級”だね…。」

 

(彼女は黒いビンにスプレーのようなものが付いた容器を持っている。)

 

「……ローズさん、血痕はどこ?」

 

「ここデス!」

 

「哀染さん、天海さん…これ持って。」

 

(彼女がそう言って手渡してきたのは、宿屋のシーツの替え数枚。それを広げて持つように指示される。)

 

「…暗くして。」

 

(彼女に言われた通り、重ねたシーツで日影を作る。彼女はその下で石畳にスプレーを吹きかけた。)

 

(しばらくして、石畳が淡く光り始めた。)

 

「アイヤ!すごいデスね!キノ、よくやったデス!」

 

「……。」

 

(嬉しそうだ。)

 

「さすが、”超高校級の化学者”っすね。」

 

「アマミ、分かりマシタ?ここに血のアトありマス!」

 

「確かに。ローズさんもすごいっす。」

 

「イエ、マダマダデス。マフィアとして当然ノコトをシタマデです。」

 

(マフィアとして当然のこととは…?)

 

「えーと、ここで血が流れたってことだよね。しかも、結構 広範囲に。」

 

「ハイ。タイリョウです。」

 

 コトダマゲット!【広場の血痕】 

 

「アイゾメ、アマミ、犯人分かりマスカ?」

 

「うーん、ごめん。まだよく分からないかな。」

 

「ワタシもデス。悔しい。ワタシ、ユガミネと同じクラスです。ゼッタイ見つけタイ。」

 

「そうっすね。夕神音さん前谷君、どちらの死の真相も見つけるべきっす。」

 

「ワタシ、ユガミネに手紙書きましタ。ユガミネ、いいヤツでした。」

 

「そう…だね。」

 

「そういえば、一昨日と昨日とローズさんと松井君は夕神音さんに連名で手紙を送ってるっすね。」

 

「ええ。ワタシの後、マツイ手紙書いマシタ。」

 

(懐に入れた手紙に触れた。こんなことになるなら、返事をマメに書いておけばよかった…。)

 

(……あれ?Bチーム宿屋の部屋からは…手紙が見つかってないな。)

 

 

「…哀染さん。」

 

「え?何?」

 

「ルミノール反応の触媒になるのはヒトの血だけじゃない…。だから…ここが現場かは…分からない。」

 

「ああ、なるほど。人間以外の血でも反応はあるんすね。」

 

「この血のリョウ、大きな動物デス。マエタニは大きい動物デス。」

 

(どうなんだろう?被害者が殺されたのはどこだったのかな…?)

 

(そんなことを考えていると…。)

 

 

 

『時間になりました!オマエラ、中央エリアの教会に集まってください!』

 

 

(時間になってしまった…。)

 

(また、あの最悪な時間が始まるんだ。)

 

「哀染君。」

 

(狭い町の中、みんながすぐ集まって来て教会に入って行く。それに続こうとして、落ち着いた声で呼び止められた。)

 

「どうしたの?」

 

「……決意表明みたいなもんす。」

 

「前回、俺はキミに任せっぱなしだったっす。情けないことに…。」

 

(彼が言い淀む。)

 

「怖かったんすよね…。自分の手で真実を暴くのが…。」

 

「でも、今回は俺も……。」

 

(話している間に、彼の顔色はどんどん悪くなっていく。落ち着いているように見えるけれど、顔から血の気が引いていた。)

 

(たぶん…彼は最初の事件を自分の責任だと感じてるんだ。)

 

(彼は何も悪くないのに。……本当に悪いのはーー)

 

「蘭太郎君。1人で頑張ろうと思わないで、みんなで真実を見つけ出そうよ。」

 

「こんなこと…1人で背負いきれるはずないんだからさ。ここにいるみんな……とは言えないかもしれないけど。」

 

「せめて ぼくの肩にも背負わせてくれたらいいなって…そう思うよ。」

 

「哀染君……。はは、お見通しみたいっすね。実はまだ、自分の手で真実を導き出すことが怖いっす。」

 

(見通してたわけじゃないけど…。)

 

「今回もキミに甘えることになりそうっすけど…俺も出来る限りのことはさせてもらうっす。」

 

(彼は少しスッキリした表情で教会に入って行った。)

 

 

 

【中央エリア 教会】

 

(教会内は重苦しい沈黙に支配されていた。)

 

(全員が集まると、地下への階段が現れた。昔 見た地下墓地の入り口のようだ。)

 

(ヒヤリとした空気を浴びながら階段を降り切った場所には、少し見慣れ始めたエレベーターホールがあった。)

 

(全員が乗り込めば、エレベーターはゆっくり下降する。初めて乗った時に比べて、ずいぶん人数が減ってしまった。)

 

(今回は、2人も死んでしまった。)

 

(同一犯なのか、それとも犯人は2人いるのか。)

 

(何にしても、見つけ出さなきゃいけない。)

 

(みんなのために。被害者のために。そして…あの人のために。)

 

(闘わなきゃ…。)

 

(この命が懸かった学級裁判で…!)

 

 

 

コトダマリスト

 

【モノクマファイル1】

被害者は”超高校級の柔術家” 前谷 光太。死体発見現場は宿屋の1階。死亡推定時刻は午前4時30分頃。死因は後頭部の外傷。頭蓋骨の陥没骨折により即死。死亡後、ナイフによって全身を激しく損傷している。

【モノクマファイル2】

被害者は”超高校級の歌姫” 夕神音 美久。死体発見現場は”大富豪の家”の南にある別荘。目立った外傷はない。

【夕神音の歌】

明け方 5時頃 教会から聞こえていた。祝里、松井が大富豪の家 自室で聞いている。

【別荘の窓】

別荘には、中の様子を覗くことができる小窓がある。開閉できない。

【別荘の鍵】

夕神音の死体の近くで発見された金色の鍵。表面の金箔はとてもはがれやすい。死体発見時、別荘は内側から鍵が掛けられていた。死体発見前日の朝は大富豪の家の玄関にあった。

【ポケットの金箔】

夕神音のドレスのポケット部分 内側に金箔が付着している。

【割れたビン】

夕神音の死体近くに落ちている破片。黒いビンでパッケージなどは付いていなかったようだ。

【ヘビの人形】

2回目の事件で郷田が握っていたものと同じ小型のヘビの人形。別荘の外に落ちていた。重さは50gほど。

【ハンマー】

前谷の死体近くに落ちていた。致命傷となった後頭部への一撃に使われたと思われる。

【ナイフ】

前谷の死体付近に落ちていた小型のナイフ。刃の部分全体に血が付着している。

【死体を包むシーツ】

死体を包んでいたシーツ。血で染まり、ナイフの穴が無数に空いている。

【血の付いた人形】

広場の茂みにあった大きい人形。布団とシーツでローズが作り、前谷が朝練に使用していた。血が付着している。

【永本のヘッドホン】

ノイズキャンセラー付きのヘッドホン。耳に付けていると外界の音がほぼ聞こえなくなる。

【カセットレコーダー】

前のステージで天海が牛の人形の中から発見した小型のカセットレコーダー。天海から永本に贈られた。死体発見前日から当日の朝まで永本の手から離れている。

【焼けた紙】

大富豪の家 客間の暖炉から発見した質感の良い紙。焼け跡から『みんな寝不足』という文字が読み取れる。

【広場の血痕】

広場には血が流れた痕跡がある。かなりの出血量だったらしい。

【佐藤の証言】

佐藤は死体発見前日の自由時間ずっと広場にいた。事件前日、木野以外は屋外に探索に出ていた。

 

 

学級裁判編に続く

 

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