






【興味】【関心】【好奇心】の意味と例文
【興味】【関心】【好奇心】は非常に似た言葉です。
なんとなく日本人は使い分けていますが、どのように使い分けをしているのでしょうか。
まずは【興味】【関心】【好奇心】の意味と例文を見ていきましょう。
【興味】の意味と例文
おもしろいと思って心がひかれること
類義語:関心、好奇心、食指
英語:interest
「趣味といえるほどではないですが、絵画に興味があります。」
「インドの歴史に興味があります。」
「興味のあることはとことん調べるようにしています。」
「興味を引く記事を見つけた。」
「その話題はとても興味深い。」
「学ぶたびに、興味が高まる。」
【関心】の意味と例文
ある物事に心をひかれ、特に注意を払うこと
類義語:興味、好奇心、配慮、心配
英語:interest, concern
【興味】より踏み込んだ強い気持ち
「関心を抱いたのは、彼だけではなかった。」
「どうもあなたに関心があるようですね。」
「何事にも無関心なのは良くない。」
「あなたのレポートに関心を示した人は多かったですよ。」
「言葉に関心を持つことは重要だと思う。」

【好奇心】の意味と例文
知らないことや珍しいことへの興味・関心
類義語:興味、関心、出来心
英語:curiosity, inquisitiveness
「好奇心に勝てなかった。」
「彼は好奇心旺盛です。」
「好奇心からパンドラの箱を開けてしまった。」
「彼は昔から好奇心が強い子だった。」
「単なる好奇心から始めた勉強だったが、思いの外楽しかった。」
【興味】【関心】【好奇心】の違い
【興味】【関心】【好奇心】の違いはどんなところにあるのでしょうか。
【興味】は、広い意味で心がひかれること。
【関心】は、【興味】より一歩踏み込んだ気持ち。
【好奇心】は、知らないことや珍しいことに心がひかれることです。
例えば・・・
「日本語に興味を持つ。」
「日本語に関心を持つ。」
「日本語に好奇心を持つ。」
これらの違いを見ていきましょう。
「日本語に興味を持つ」は、日本語がどん言葉か知りたい、やってみたいという状態。
一方、「日本語に関心を持つ」は、文法ルールを調べたり、日本語の歴史を調べたり、具体的な行動をしている状態。
「日本語に好奇心をもつ」は、日本語を知らない人が知りたいと思うこと。

「君と付き合ったのは、ただの興味本位だった。」
「単なる好奇心から、火を付けた。」
上の例のように、「興味本位」や「好奇心」は、ネガティブな文章で用いられることがあります。
まとめ
【興味】は、広い意味で心ひかれること。
【関心】は、さらに踏み込んで行動すること。
【好奇心】は、知らないことや珍しいことに心ひかれること。
次回記事:
そうなんだ