子供向けテーブルゲームを家族で楽しもう
お家での過ごし方、どのように工夫されていますか?特に小学生になると、学校の勉強やテレビゲーム、動画視聴に時間を取られることが多くなりますよね。でも、この機会に家族で楽しめる「テーブルゲーム」を取り入れてみませんか?
テーブルゲームは、思考力やコミュニケーション能力を育てる知育にも最適な遊びです。さらに、家族との団らんを深める素敵な時間になります。そこで今回は、小学生のお子さんにおすすめのテーブルゲームを厳選し、ランキング形式でご紹介します!
小学生向け子供におすすめテーブルゲームランキング
ここでは、定番のゲームから知育効果が高いゲームまで、小学生が夢中になれる人気テーブルゲームをまとめました。2〜3人から大人数で遊べるものまで、家族全員で楽しめます!
①頭がよくなる漢字カードゲーム
対象年齢:6歳~
プレイ人数:2人~8人
京都大学の東田博士が考案したこの漢字ゲームは、漢字の部首や読み方を活用してカードを出し合うゲーム。楽しく漢字を覚えられるだけでなく、思考力や判断力も養われ、低学年から大人まで楽しめる一品です。
漢字を楽しく覚えられる上、言葉の知育にも効果的。小学校低学年から大人まで、2人からでも楽しめるゲームであることもおすすめポイント。判断力や思考力も鍛えて、IQを伸ばしながらペーパーにも役立つ漢字学習ができる知育玩具ですね。
②ブロックス
対象年齢:7歳~
プレイ人数:2人~4人
プレイ時間:15~20分
シンプルながら奥深い戦略ゲームで、テトリスのようなタイルを置き、できるだけ多くのスペースを確保します。図形的思考や戦略性が求められ、親子で白熱したバトルを楽しめます!
昔の軍師が将棋や囲碁で戦術を磨いていたように、テリトリー戦略ゲームを通して、子どものストラテジー能力アップが期待できますね。大人もハマるゲームで、2人からでも楽しめるので、親子のコミュニケーションにもおすすめ。
③はぁって言うゲーム
対象年齢:7歳~
プレイ人数:3人~8人
プレイ時間:10~15分
感情表現の練習になるこのゲームは、プレイヤーが「はぁ」という一言で感情を表現し、相手がそれを当てる遊びです。演技力や観察力が試され、パーティーゲームとしても人気!
『ぷよぷよ』開発者考案のベストセラーの人気パーティーゲーム。プレイヤーは与えられたお題に対して「はぁ」と言い、お互いにどんなお題を演じているのか当てあう遊びです。感心の「はぁ」なのか怒りの「はぁ」なのか、身振り手振りを使わずに声と顔だけで表現。演技力が試される上、回答者のときは相手が伝えんとするところを見極める力が養えます。
④キャットアンドチョコレート
プレイ人数:3人~6人
プレイ時間:20分
カードに描かれたアイテムを使って問題を解決する、プレゼン力と説得力を鍛えるゲーム。ユーモアあふれる解決策を考えながら、コミュニケーション力も自然とアップします。シリーズがたくさんあり、飽きのこないおすすめテーブルゲームです。
例えば、「声をかけられたが誰なのか思い出せない」というイベントカード(問題)が出て、手持ちのアイテムカード2枚を使うのであれば、「『猫』の話題でごまかしながら、『チョコレート』をかじって脳を活性化させる…」(解決策)とプレゼンしてみたり。実は、絵カードを組み合わせて話を展開するのは、概念領域(言葉・表現力)のIQを伸ばすのに効果的。
⑤HANABI
対象年齢:8歳~
プレイ人数:2人~5人
プレイ時間:30分
「ゲームを家族でやるのはいいけど、うちの子負けるとすねるからなぁ…」という方にはコレ。協力型のカードゲームで、花火を完成させるために他のプレイヤーと協力しなければなりません。推理力や協調性を養い、家族全員で楽しめるゲームです。
プレイヤーは花火師になり、協力して花火大会を成功させることが目標。同じ色の花火カードを数字順に並べ、花火を完成させます。特徴的なのは、プレイヤーは自分のカードに何があるのか見えないが、他のプレイヤーには見えているという点。他のプレイヤーの行動を見て、自分のカードに何があるのか推理する力が必要。推理力はもちろん、協力型なので他プレイヤーの行動を考えるプレイが必要な点も知育としておすすめ。コミュニケーション能力、思考力、先読み能力アップに役立つテーブルゲームです。
⑥カタン
対象年齢:8歳~
プレイ人数:3人~4人
プレイ時間:60分
ドイツ発の大人気ボードゲームで、資源を集めて開拓地を広げるゲーム。戦略や交渉力が重要で、親子のコミュニケーションツールとしても最高です。学校でも交渉学の教材として使われるほどの知育効果が期待できます。
無人島のカタン島に家を構え、資源を集めて開拓地を広げていくゲーム。資源集めには、交渉が必要不可欠で、会話を楽しむゲームです。親子のコミュニケーションツールとしてもおすすめ。スタンダード版に飽きても、拡張版が多数発売されているので、拡張して長く遊べます。交渉力などコミュニケーション能力、計画性や計算力をアップさせる画期的な知育玩具ですね。
⑦パッチワーク
対象年齢:8歳~
プレイ人数:2人
プレイ時間:30分~
9×9マスのボードにパッチワークを作るこのゲームは、計画性が鍵となります。シンプルながら奥深いゲーム展開で、思考力と戦略性を鍛えることができます。毎ターン、プレイヤーはコマを進めて、ボタンをお金代わりにパッチワークの布地タイルを獲得できます。布地には時間が描かれていて、時間とボタンをやりくりしながら、より素敵なパッチワークを作った方が勝ち。2人で簡単に遊べて手軽な人気ゲームです。
お互いの駆け引きを楽しんだり、計画性を持ってゲームを進める必要もあるため、思考力アップに役立つ知育玩具といえます。華やかな見た目なのでクリスマスプレゼントにもおすすめ。
子どもにおすすめの人気テーブルゲーム⑧XENO
対象年齢:10歳~
プレイ人数:2人~4人
プレイ時間:5分~
オリエンタルラジオのあっちゃん=Youtube大学の中田敦彦さんが考案、Amazon人気ランキング人気1位に輝き続けるカードゲーム。中1枚の手札で戦うシンプルなゲームですが、駆け引きが重要。手軽に遊べて、小学生にもおすすめの知育ゲームです。特徴は手札が1枚で、山札からカードを引く度に、カードを出して手札1枚を維持する点。手札を出すときにそのカードの効果を発動させ、相手のカードを探ったり奪ったりしてゲームを進めます。最終的に最も強いカードを持っていた人の勝ち。
システム自体は、日本で作られて世界で大ブレイクしたテーブルゲーム『LOVE LETTER/ラブレター』にかなり似ています。が、XENOはラブレターに比べてお値段お手頃。それでいてカードも安っぽくなく、絵柄もかっこいい、ファンタジー好きな小学生におすすめの知育玩具です。
ラブレターはロマンチックさもあるので、おすすめ↓↓
⑨水平思考ゲーム
問題を出題し、回答者は「はい」か「いいえ」で答えられる質問を繰り返して正解にたどり着くゲーム。推理力や発想力を養うのにぴったりのゲームです。有名な出題といえば、『ある男がウミガメのスープを飲んで死んだ。なぜだ?』などなど。
必要なのは問題だけではありますが、ゲーム用カードも販売されています。
対象年齢:10歳~
プレイ人数:2人~
プレイ時間:5分~
推理力や情報整理の他に、発想の転換が求められる良問揃い。大人でも唸るヒラメキの力をためされます。2人からでも遊べて大人も楽しめるのでおすすめです。ちなみに、クイズ形式ではなく、言葉のみを当てる水平思考ゲームは、5歳くらいからでも挑戦できます。私も幼児教室でたまに年中~年長組と行うのですが、こんなかんじです。↓
私「(20枚ほどの動物や場所、物が描いた絵カードを見せて)この中にひとつだけ特別なカードがあります。それはどれだ?」
子ども「それは動物ですか?」
私「いいえ」
子ども「それは場所ですか?」
私「いいえ」
…といった具合に答えまで導かせます。年齢レベルによって選択肢を増やしたり、絵カードをなくしたりして遊ぶことで、推理力を鍛えられます。
⑩ガイスター
対象年齢:10歳~
プレイ人数:2人
プレイ時間:20分~
ドイツの定番ボードゲームで、良いオバケと悪いオバケの駆け引きを楽しむゲーム。推理力と戦略性が求められ、2人プレイで知育効果もバッチリです。カタンと同じく、ドイツ人なら誰もが知ってるゲームです。「ガイスター」とは、ドイツ語でお化けのことで、オバケのコマを使って遊びます。オバケには良いオバケと悪いオバケがいて、相手のオバケはどちらか分からなくなっています。盤上の相手陣地のゴールに自分の良いオバケが辿り着くか、相手の良いオバケを全て取るか、相手に自分の悪いオバケを全て取らせるかすると勝ち。
チェスよりも簡単でありながら、良いオバケと悪いオバケの動かし方に駆け引きがつきまとう優良ゲームです。相手がどのように動くか、取ろうとしているコマが良いオバケなのか悪いオバケなのか、推理力も重要。2人プレイでゲームを通して知育をしたいならおすすめの知育玩具です。
家族で楽しめる無料オンラインゲームも!子供向け人気ゲーム
子供とゲームを楽しむのに、何もテーブルゲーム機が絶対必要なわけではありません。水平思考ゲームのように、身ひとつでできるゲームでも、少しいつもと違うゲームにするだけで子どもは楽しんでくれるものです。上記10選もオンラインゲームやアプリゲームで楽しめますが、ここからは少し大人向け。
小学校向けの無料でもオンラインでも楽しめるテーブルゲームをご紹介しましょう。
最強の心理ゲーム|人狼
人狼ゲームは、一時期有名になったので知っている人も多いでしょう。村人の中に紛れた人狼が誰かを当てるゲームです。これも無料でできるお手軽人気ゲーム。
海外でとてもメジャーなので、子どもに留学させたい人は経験させておいて損はありません。外国のホームパーティーや集まりなんかで「やろうよ!」ってなること結構あります。
アメリカのゲームから有名になった人狼ゲームですが、元ネタはロシアの「マフィア」というゲームだそうで、ヨーロッパではマフィアで名前が知られています。無料アプリでオンラインで遊べるものも多いですね。家族だけでゲームするなら少人数短時間でプレイできる「ワンナイト人狼」がおすすめ。
プレイ人数:3人~7人
プレイ時間:5分~
ワンナイト人狼は、人狼ゲームをより手軽にした遊び方。村人に紛れた人狼を選んで処刑するチャンスは、1回のみ。吊ったのが人狼なら村人側の勝利、村人なら人狼側の勝利というルール。相手の動きや心理、表情を読んだり、自分を信用させたりと、なかなか日常では体験しない推理と思考を楽しめます。相手の心の内を読む能力やプレゼン能力など、社会に出てから役立つ力が伸びます。
コミュニケーションRPG|TRPG
TRPG(テーブルトーク・ロール・プレイング・ゲーム)をご存知でしょうか。テレビゲームのRPGの元とも呼ばれる、会話とサイコロで進めるゲームスタイルです。自分の役をロープレしながら、謎解きしたり問題解決をしたり、目標を達成したり。キーパーと呼ばれるゲーム進行係がいて、プレイヤーの行動とサイコロの目によって物語の展開が変わります。
テレビゲームよりも目にも頭にも良いし、家族団らんができて、しかも自由度が高い。コミュニケーション能力や推理力、問題解決能力、プログラミング的思考力などが養われるおすすめのゲームスタイル。テレビゲームでいうゲームソフトに当たるそれぞれの「ルールブック」があれば、ルールを覚えるだけでプレイを始められます。
対象年齢:12歳頃~
プレイ人数:2人~
プレイ時間:シナリオによる
近年のTRPG人気の火付け役。神話生物が存在するイギリスの書籍『Call of Cthulhu(クトゥルフの呼び声)』の世界を冒険するTRPGです。シナリオによりプレイヤーの目的は異なりますが、オカルトチックな事件や謎を解いたり、他人または自分のピンチを切り抜けるのが目標です。
特徴的なのは、神話生物やショッキングな出来事と遭遇するとSAN値と呼ばれる正気度が減っていくこと。正気度が一定量減ると、発狂状態になり、発狂した人のロールプレイングが求められます。神話生物という未確認生物が存在する世界で、プレイヤーは生還できるのか?!小学校高学年頃から一緒に楽しめるようになるでしょう。
対象年齢:12歳頃~
プレイ人数:2人~
プレイ時間:シナリオによる
こちらも人気のTRPGのシステム。プレイヤーは忍者となって、機密文書や秘伝書をめぐる戦いへ。プレイヤー共通の「目的」だけでなく、プレイヤーだけの「秘密の目的」があるのがミソ。相手が敵か味方か分からない状態で、謎と陰謀を解き明かします。愛憎渦巻く忍びの世界の忍者同士のロールプレイが楽しいですよ!忍者アニメが好きな子どもには特におすすめです。
小学生の子どもの知育にはテーブルゲームを
小学生が学校で学ぶ学習と、IQを伸ばす知育学習は全く別物です。IQは、学校の学習をどれだけ蓄えられるかというポテンシャルの部分。適切なトレーニングが必要であり、学校で字をひたすら書いて覚えたり、足し算の計算問題を機械的にしていても、IQはなかなか上がりません。
先日、幼児教室を卒業されたお子さんたち(小1)と久しぶりに特別レッスンを行ったのですが、頭の体操系パズルをしたらみんなかなり苦戦していました。「去年はあんなに上手にできていたのに…!!」という衝撃…。学校での学習ばかりになってしまうと、どうやら脳の土台に関わるIQを維持できなくなってしまうようです。小学生になってからも、積極的に記憶力を鍛えたり、暗記によらない(←これ大事)問題に触れ、思考力を養って頂きたいもの。
今回紹介したテーブルゲームは、「学校の勉強ばかりで頭が固くなっちゃってる」「でも勉強は宿題だけでいっぱいいっぱいみたいだし」「一家団欒したいけど、テレビゲームばっかりはなぁ…」なんて方々に本当におすすめです。ちなみに、定番テーブルゲームでも人気キャラクターモノなども多いので、おすすめです。
参考:人気アニメ『鬼滅の刃』グッズは最適な子どもの知育玩具!
小学生の知育と家族のコミュニケーションを深めるテーブルゲーム。ぜひ、お気に入りのゲームを見つけて、楽しい時間を過ごしてください!
前回記事:【年齢ステップ別】幼児向け算数教材(おもちゃ・本・プリント・ゲーム)
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