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【自省】【反省】【後悔】の違いとは?類語・言い換え表現は?例文・英語・意味の違い|類義語【猛省】も

先生
先生
この前のテストどうでした?
ベストを尽くしたので、反省はしますが、後悔はしません!
トラウマウサギ
トラウマウサギ
先生
先生
おっ、良いことです。ちなみに、「反省」と「後悔」の違いを説明できますか?
え??
トラウマウサギ
トラウマウサギ
先生
先生
そして、ベストを尽くしたのなら反省しなくて良いですよ。自省してくださいね。
え?え??
トラウマウサギ
トラウマウサギ

 

【反省】【後悔】【自省】の違いと使い分け

よくセットで使われる【反省】と【後悔】。分かっているようで、その意味の説明は難しいかもしれません。

また、自省と反省の違いを知らず間違えて使っている人も多くいます。

ここでは、【反省】【後悔】【自省】の意味や使い分け、類語、言い換え表現を見ていきましょう。自省と反省の違い、後悔と反省の違いも例文でわかりやすく解説します。

 

【反省】の意味・英語・類語

自分の行動やあり方を振り返って、それで良かったか考えること

失敗や良くない点を改めようと考えること

英語:reflection, introspection, reconsideration

類語・言い換え:(過去を)振り返る/顧みる/省察/自省する/猛省/(自分を)見つめる/見つめ直す/自問自答/内省/内観/後悔/惜やむ/自戒/律する/戒める/自分に厳しくする

未来を見てフィードバックするとき使う

「反省点を挙げる。」

「反省してる?」「うん、ごめんなさいママ。」

「反省したからといって許されることばかりではない。」

「反省はしろ。後悔はするな!」(松岡修造の名言)

 

【後悔】の意味・英語・類語

してしまったことについて、後から悔やむこと

英語:repentance, regret

類語・言い換え:悔恨/悔い/悔悟/怨む/悔いる/思い残す/懲りる /無念がる/惜しがる/残念がる/口惜しがる/悔いを残す

過去のみを見て使う

「学生時代にもっと勉強しておけばと、後悔している。」

「後悔先に立たず。」

「後悔するくらいなら、最初からするな。」

 

【自省】の意味・英語・類語

良し悪し関係なく、自分の行動やあり方を振り返って考えること

価値観や自分のあり方について考えること

英語:reflexion, reflection, self-examination

類語・言い換え:(過去を)振り返る/顧みる/省察/自省する/猛省/(自分を)見つめる/見つめ直す/自問自答/内省/内観/後悔/惜やむ/自戒/律する/戒める/

未来のための指針を言うとき使う

「今回のことを自省して、次はより良いものにしていきます。」

「自省することで、自分が次に何をすべきか見えてくる。」

 

例文で見る【反省】【後悔】【自省】の違い

①「お茶碗を割って反省している。」

②「お茶碗を割って後悔している。」

③「お茶碗を割って自省している。」

①の場合、お茶碗を割ったことは完全に発言者が悪い場合に使います。今後そのようなことがないように、未来に活かすことができるのは【反省】です。

②では、ただ悔いているだけです。そこにはフィードバックがなく、未来に活かすという気持ちは特に入りません。

③の場合、良し悪しに関係なく、自分がお茶碗を割ってしまったことについて考えている状態です。

先生
先生
悪気はなくて割ってしまった場合、【反省】する必要はないような気がします。
というか、悪気があって割ることはあまりないかと思いますが…
トラウマウサギ
トラウマウサギ

 

この場合【反省】は間違い?自省と反省の違い

幼少期には、何かと【反省】をさせられてきたもの。幼少期で良し悪しが分からない状態の場合、社会通念上「悪いこと」をしてもそれが悪いと理解できない場合があります。

例えば、3歳児が机に上ってしまったときに必要なのは【反省】を求めることではなく、「机上に乗ってはいけないと学ぶ」こと。ですが、多くの場合、【反省】するよう求められる子が多いのではないでしょうか。

それにより、【反省】という言葉は、悪気がなくても、良し悪しが判断しにくくても使われるようになっています。以下は、決定的に自分のせいで大失敗が起こったわけでない限り、【自省】に変えるのが本来の意味として正しいでしょう。

「今日のプレゼンについて反省する。」

「リレーで1位を取れなかったので、反省した。」

「商談の段取りについて反省する。」

【反省】という言葉を使うと、プレゼンやリレーや商談の準備をあえて疎かにしたために起こった失敗のように捉えることができます。(たぶんそんな人はいないでしょう)

善良な市民である私たちにとって必要なことは【反省】ではなく、自分の心の在り方を決める【自省】。何でも「自分が悪い」と責めて【反省】するより、【自省】する習慣を付けていくことをおすすめします。

トラウマウサギ
トラウマウサギ
けれどそれがなかなか難しいんですよね。。

 

【反省】【自省】【後悔】と類義語【猛省】の違いと使い分け

反省と自省、後悔の類義語に【猛省】があります。猛省の意味や英語、類語や言い換え表現と反省や後悔との違いを見ていきましょう。

 

【猛省】の意味・英語・類語

激しく【反省】すること

英語:fierce reflection

類語・言い換え:自省/反省/内省/自責/内訟/思い返す/思い直す/省みる

【反省】よりも程度が強い

「今回のことを猛省する。」

「猛省の経験を重ねた結果、失敗することがなくなりました。」

先生
先生
意味の違いはありません。程度の違いですね。

 

まとめ

  • 【反省】は、悪いことや失敗について、未来のためにフィードバックすること。
  • 【後悔】は、起きたことを悔いるだけ。
  • 【自省】は、未来のために自分の心の在り方や指針を考えること。
  • 【猛省】は、激しく【反省】すること。

 

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