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【倫理】と【論理】【理論】の違いとは?例文・英語から意味をわかりやすく解説|倫理的 論理的の違い

先生はミステリお好きですか?
トラウマウサギ
トラウマウサギ
先生
先生
はい、自前の理論から論理を組み立てて犯人を倫理的に追い詰めていくタイプのミステリが好きですね。
え…コワ…。そういえば、理論と論理って違いがあるのでしょうか?
トラウマウサギ
トラウマウサギ
先生
先生
実はありますよ。違いを知らない人も多いですが、「セオリー」と「ロジック」というと分かりやすいでしょうか?
いえ!カタカナ語になってより分かりにくいです!
トラウマウサギ
トラウマウサギ
先生
先生
…ちなみに、倫理と論理の違いも説明できますか?
ひー!
トラウマウサギ
トラウマウサギ

 

 

【論理】と【理論】の違いとは?わかりやすく解説

「論理」と「理論」は似た言葉ですが、意味には明確な違いがあります。この違いをわかりやすく理解することで、論理的かつ倫理的な思考力を高めることができます。

ここでは、両者の意味や使い方について詳しく解説します。まずは2つの意味から見ていきましょう。

 

【論理】の意味と例文・英語

思考や話を進めていく上での道筋

読み方:ろんり

英語言い換え:logic

「論理的な思考力を育てるために、絵本や紙芝居は必要不可欠です。」

「論理を組み立てていけば、この件は難なく解決する。」

論理とは、思考や議論を進めるため具体的な結論に至るまでの道筋のことです。「私は目的地に向かっている」⇒「しかし目的地は一向に現れず、ここがどこだかもよく分からない」⇒「私は迷子である」といった形で、考えが一貫しているかを判断する基準になります。

「⇒」でつながっていく道筋が【論理】。

 

【理論】の意味と例文・英語

事象を統一的に説明するため組み立てられた知識体系。論理的に説明するための考え方

読み方:りろん

英語言い換え:theory

「この事象は、物理法則に理論づけられる。」

「彼は自身の理論を発表した。」

理論とは、特定の結果を導くための体系的な考え方。事象を統一的に説明するために構築された知識体系を指します。

よく聞く「恋愛の理論(セオリー)」は、「好きな相手にアプローチ」→「ラブラブカップル爆誕」という論理(道筋)を作るためのもの。つまり、「相手に意識させる」「相手の好きなものを知る」など具体的なものが理論になっていきます。

 

【論理】と【理論】の違いをわかりやすく説明

殺人事件が起こりました。前人未到の難事件ですが、幸か不幸かその場には名探偵の姿が…。

「彼は論理を組み立てて真相を探る。」

「彼は理論を組み立てて真相を探る。」

この場合、順番的には【理論】→【論理】

【理論】は、解剖学や物理学など、「死体はもう冷たい…死後2時間というところが…」とか「銃痕に火傷の跡…至近距離から撃たれたんだ!」とか。

【論理】は、これらのヒントから犯人を探す道筋です。「2時間前にコテージで故人と会えた人…あの人しかいない!」といった感じです。

 

【論理】と【倫理】の違いとは

【論理】と似た言葉に【倫理】がありますが、両者は全く異なる意味を持ちます。

 

【倫理】の意味と例文

人間生活の秩序の中で行うべき規範の筋道

読み方:りんり

英語:ethics,morals(日本語でいうモラル

倫理とは、人間社会における道徳的な規範やモラルを指します。

 

【論理】と【倫理】の違いをわかりやすく

探偵の例でいうと、この探偵は正義感あふれる人物です。彼は死体を見てこう言いました。

「倫理にしたがって行動すれば、犯人は殺人を犯すことはなかった。」

人を殺した犯人の行動は、倫理的ではありません。

【論理】と【倫理】は字面はよく似ていますが、意味は全く異なります。

 

まとめ

  • 【論理】と【理論】の違い

【論理】とは、議論を進めるための道筋。

【理論】とは、論理的に説明するための考え方。

  • 【倫理】と【論理】の違い

    【倫理】とは、道徳やモラル。【論理】と意味は全く異なる。

これらの違いをわかりやすく理解することで、日常生活や仕事において、より論理的かつ倫理的に対応することができるようになります。

 

前回記事:【認識】と【認知】の違いとは?

次回記事:【倫理】と【道徳】の違いとは?

 

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