【最も簡単な説明】助詞 は と が の違い・使い分けとは?外国人に絶対聞かれる日本語文法:格助詞(英語版あり)


トラウマウサギ
トラウマウサギ
先生、聞いてくださいよ!この前、外国人に「日本語教えてくれ」って言われたんですけど…
おや、外国のウサギさんですか?ネザーランドドワーフかな?
先生
先生
トラウマウサギ
トラウマウサギ
助詞の「は」と「が」の使い分けを聞かれました!そんなの分かりませんよ!
なるほど、「はがの使い分け」は日本語学習者の誰もが疑問に思うけれど、日本人のほとんどが答えられない質問ですね。実は、2つには明確な違いがあります。
先生
先生
トラウマウサギ
トラウマウサギ
ええ!違いがあるんですか!?どう説明したらいいんですか?

 

日本語を学ぶ人が必ず質問する【は】と【が】の違い

外国人で疑問に思う人は多いのに、日本人で教え方が分からない人も多い日本語文法の問題です。

英語版(in English):Japanese particle は & が|What the difference ha and ga?

 

この記事は、こんな人に向けて、【は】【が】の違いと使い分けをご紹介していきます。

・外国人に教える日本語講師

・知識を知っておきたい人

・日本語を学ぶ中級以上の外国人

 

助詞 は と が の違いは?例文で解説

【は】【が】を使う文章のうち、普通に使われるのは以下のうちどれでしょうか。

名詞文

「彼女学生です。」

「彼女学生です。」

形容詞文

「彼女やさしいです。」

「彼女やさしいです。」

動詞文

「彼女ます。」

「彼女ます。」

先生
先生
文中でもっとも言いたいことが名詞である文を「名詞文」、言いたいことが形容詞なら「形容詞文」、動詞なら「動詞文」といいます。

普通に使われるのは、この3つ。

名詞文「彼女学生です。」

形容詞文「彼女やさしいです。」

動詞文「彼女ます。」

しかし、以下の場合も間違いではありません。ニュアンスが少し変わりますが…

名詞文「彼女学生です。」

「あなたと彼女、どっちも学生さん?」「いえ、彼女学生です。」のように、訂正するとき

形容詞文「彼女やさしいです。」

「聞いてください、僕の彼女とっても優しいんです。」のように、相手の知らない情報を出すとき

動詞文「彼女はます。」

「彼は今日来る?」「彼来ないけれど、彼女は来ます。」のように、比較するとき

つまり、助詞のは・がの違いは名詞文なのか形容詞文なのか動詞文なのかによって変わります。

そして、 名詞文・形容詞文なら【は】、動詞文なら【が】が入りやすい が、例外があるということです。

それでは、この例外はどのように使い分けるのでしょうか。

 

 は と が 2つの助詞 使い分けを例文で解説

【は】を使ったときと【が】を使ったときの違いは、ネイティブなら何となく分かりますが、外国語として日本語を学ぶ人には難しいものです。

前の例文で見た、それぞれ違いを詳しく見ていきましょう。

【は】を使うとき

・主題があるとき

・他と比べるとき(対比)

・旧情報

【が】を使うとき

・主題がない(中立)とき

・複数の選択肢からひとつを選ぶとき(排他)

・新情報

分かりにくいですね…。それぞれどう考えれば良いのでしょうか。
トラウマウサギ
トラウマウサギ

 

は と が の使い分け①主題があるかどうか

「彼女やさしいです。」

「ミューラーさん30歳です。」

「ナルトニンジャです。」

どれも「彼女」「ミューラー」「ナルト」についていえば、こういう人です。という主題があります。

「雨降ります。」

「荷物届きます。」

「彼女ます。」

これらは事実をそのまま言っているだけで、主題がないといえます。

色分けをしているのでお気づきかもしれませんが、 主題があるものは形容詞文名詞文 

 主題がないものは、動詞文 です。

主題の有無に関して言えば、形容詞文名詞文は【は】に、動詞文は【が】になりやすいといえます。

 

は と が の使い分け②比べているのか1つを選ぶのか

「犬好きです。」

こういうと、「ネコは好きではないけれど」という言葉を含んでいそうです。

このように、何かと比べるときにも【は】が使えます。

「犬好きです。」

【が】になると、「動物の中で、犬が好き」という意味が含まれます。

何かひとつを選ぶとき【が】を使います。

 

は と が の使い分け③知っている情報か知らない情報か

「彼先生だ。」

彼が先生であることをみんな知っている言い方です。

みんなが知っている情報は【は】を使います。

「彼先生だ。」

この言い方は、彼が先生であることをみんなが知らないとき。

このように新しい情報のときは【が】を使います。

 

【最も簡単な説明】 は と が の違い

ここまで読んでもよくわからん!という方に、これだけ覚えておけば何とかなる!という使い分けをご紹介。

ズバリ、以下のように、大事な部分が前に来るのか後ろに来るのかに注目します。

〇〇〇_______

〇〇〇、_______。

文の後半が言いたいことなら、「は」

文の前半が言いたいことなら、「が」

「彼女やさしいです。」「ミューラーさん30歳です。」

降ります。」「荷物届きます。」

あ、これなら分かります!
トラウマウサギ
トラウマウサギ
先生
先生
使い分けで見た比較や新情報かどうかによってはこれが使えません。が、例えば日本語ビギナーの外国人に助詞の使い分けを教えるならこれが最も分かりやすいです。

 

【まとめ】は と が の違い

【は】と【が】の違いや使い分けは、ネイティブでもなかなか説明できないもの。

日本語を勉強している人にとっては、最初のうちはこう覚えるのが良いでしょう。

 

  • 名詞文形容詞文なら【は】、動詞文なら【が】が入りやすい。

 けれど例外がある! 

  • 2つを比べる言い方なら【は】

  • 選択肢の中から選ぶときや、新しい情報のときは【が】

 

英語版:Japanese particle は and が| What the difference ha and ga? simple answer

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