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幼児のIQを伸ばす言葉遊び!なぞなぞ・カード・しりとり・絵本の読み方ゲーム|子供の表現力を育てる教材・プリント・アプリ

こんにちは!幼児教室講師のトラウマウサギです!

前回は、赤ちゃんの言葉の発達についてお話ししましたが、今回は幼児期の言葉の発達をどうサポートすればいいのかをご紹介します。

0~3歳は、母語の基礎となる語彙を習得する重要な時期です。そして、3歳以降は、この基礎を活用し、母語を使ったコミュニケーショントレーニングを行うことで、言葉のIQを高めることができます。

参考:子供の言葉の理解はいつから?発語が遅いと感じたら…言葉のIQトレーニング

 

言葉の発達とIQの関係

言葉の発達が進むことで、IQも向上します。IQは「記憶力」「思考力」「概念センス」「図形センス」「記号的センス」の5つの要素から成り立っており、これらをバランスよく育てることが大切です。

参考:IQの高い子どもを育てる!知育(知能教育)は幼児教室じゃなくても家でできる!

先生
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言葉の発達は、知育や発達心理の専門用語で「概念」と呼ばれています。

この概念の発達は、3歳頃までで母語の土台が出来上がっていれば、遊びの中でトレーニングすることが可能です。特に「概念センス」は、語彙力や表現力に直結し、幼児期にしっかりとトレーニングすることで、将来的な学力の向上にもつながります。では、どのようなトレーニングが効果的なのでしょうか?

 

言葉のIQを伸ばす基本は語彙

概念発達の基本は語彙。ボキャブラリー。この名称のもの(概念)がどんなもの(属性)なのか説明するために、ボキャブラリーは必要ですね。

先生
先生
例えば、「犬(概念)」とは、「人間に飼われていてワンワン鳴く動物(属性)」。など。

それをひたすらインプットしていくことが、当然ですが表現力の第一歩です。ですから、「○○って何?」という幼児の「なになに」攻撃もめんどくさがらずに付き合ってあげてくださいね。(もちろん無理のない範囲で)

ちなみに、よくウサギの属性で「人参好き」とか「白くて赤眼」と言う人がいますが、人参はそんなに好きじゃないし白くて赤眼の子はそういう種です!
トラウマウサギ
トラウマウサギ

とはいえ、インプットだけでは、子ども大人も飽きてしまいます。「知育は楽しく」しないと効果がないので、遊びやゲームの中でインプット・アウトプットができるのが理想ですね。そこで、以下で言葉の発達を促す言葉遊びやゲームをご紹介していきましょう。

 

幼児期におすすめ!IQアップ言葉遊び①しりとり

しりとりは、幼児にとって楽しく言葉を覚えられるゲームです。例えば「しりとり」だけでなく、年齢やレベルに合わせて以下のようなバリエーションを取り入れると、効果的です。しりとりは、手軽に言葉の発達を促すことができる優秀な言葉遊びです。難易度別に、遊び方も見てみましょう。

①「あ」から始まるものなーんだ?のように語頭を提示して言葉を見つけさせる

②文字を見せ「あ」から始まるものを探させる(指さしでひらがなを覚えさせる)

③普通のしりとり遊び

④「きつね」→「  」→「こま」の真ん中に入るものを考えさせる

①~④は難易度順になっています。

先生
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①②は3歳頃〜、③は4歳頃〜、④は5歳頃〜始めるとスムーズです。

上はあくまで目安ですので、年齢やその子の言語レベルに合わせてステップアップしていきましょう。

 

幼児期におすすめ!IQアップ言葉遊び②真似っこゲーム

知能テストにも使われるこのゲームは、記憶した言葉を繰り返すことで、語彙力と記憶力を一緒に伸ばすことができます。例えば、「イヌ、サル、キジ」と言い、それをそのまま真似させるというシンプルな遊びです。記憶力もアップするので一石二鳥の知育遊びです。

2、3歳・・・簡単な単語で2つ~3つ

4、5歳・・・簡単な単語で3つ~5つ、難しい言葉含めて~4つ

上を参考に始めるとよいでしょう。覚えられるのであれば増やしていってOK。知らない単語は都度教えてあげて、語彙を増やしましょう。

 

幼児期におすすめ!IQアップ言葉遊び③絵本

絵本を使った遊びも非常に有効です。単に読み聞かせをするだけでなく、以下のような工夫をするとさらに効果的です。

①絵だけを見せて「誰がいる?」「何してる?」など、絵の状況を説明させる

②「どんな気持ちだと思う?」「これはどんな話だと思う?」と想像を促すような声かけを行う

※うまく答えられなくても良い

※実際の絵本と違うことを言っても否定しない

また、絵本を読んだ後に、記憶力を向上させる取り組みもおすすめ。

①絵本を読んだ後、本を閉じる

②「誰が出てきた?」「どんな話だった?」とお話に対する質問をする

③話が上手な子なら、自分で絵本の話をしてもらう

※これもうまく答えられなくてもOK

※間違っていてもさりげなく訂正する

幼児期におすすめの絵本をお探しの方はこちら↓↓

知育に良い絵本ランキング!言葉を発達させる【3歳~5歳用】幼児教室講師おすすめ

 

幼児期におすすめ!IQアップ言葉遊び④カードでお話づくり

絵カードやカルタを使って、子どもにお話を作らせるのもおすすめです。たとえば「犬」と「病院」のカードを渡して「犬が病院に行った」といった簡単なお話を作らせることで、語彙力と創造力を育てます。

年齢やレベルによって、渡す枚数を変えて行うとよいでしょう。たとえ少しおかしなお話でも「面白い!」「うまく繋げたね!」とほめてください。それにより、お話づくりがとても好きになりますよ!想像力も養えるおすすめの知育遊びです。

 

幼児期におすすめ!IQアップ言葉遊び⑤仲間あてゲーム

子どもが言葉を獲得していく過程で、分類わけをしていくと、IQアップが早いといわれています。子どもだけでなく、大人が新しい言語を習得するときにも同じことがいえます。分類の概念を学ぶためには、動物や食べ物のカードを使って「これは同じ仲間かな?」と分類させる遊びが効果的です。例えば「犬は動物、でもリンゴは食べ物」といったように、物の共通点や違いを考えさせることで、理解力を深めます。

先生
先生
例えば、犬はワンワン鳴く動物。猫はニャーニャー鳴く動物。うさぎは耳が良い動物。のように…ですね!

上位概念を言える子どもは、知能検査でも言葉のIQ値が非常に高く出ます。声がけ以外の遊び方としては、動物や食べ物、日用品などのカードを混ぜて、子どもに好きなように分類分けさせましょう。

先生
先生
大人からすると微妙なグループ分けになる可能性もありますが、絶対否定せず、なぜその分類なのか理由を聞くようにしてくださいね

 

幼児期におすすめ!IQアップ言葉遊び⑥クイズゲーム

クイズ遊びは子どもの概念発達と想像力、推理力を養う知育遊びです。「○○な動物は何?」といったクイズ形式の遊びも、概念の発達に非常に役立ちます。年齢が上がるにつれて、子どもにクイズを出題させるのもよい練習になります。

年長さんの後期以降は、クローズドクエッション(「YES」か「NO」で答えられる質問)から答えを当ててもらう水平思考ゲームなどもおすすめです。その際はいくつかの絵カードを見せて、「この中から1つ私が考えているものを当ててください」と選択肢を見せるようにしましょう。

小学生以降なら、↓↓のような選択肢をなくしたクイズゲームでも楽しめます。

 

【幼児向け】言葉遊びに役立つ教材・プリント・アプリ

言葉遊びの教材は、おもちゃやドリルでたくさん出ていますね!ここでは、言葉の知育におすすめの教材やプリント・ドリル、アプリなどをご紹介しましょう。

 

幼児向けおすすめ言葉遊び教材

言葉のIQを伸ばすには、視覚情報が欠かせません。特に、文字を覚える前の段階なら、絵や写真と言葉を合わせていく段階です。視覚と一緒に言葉を覚えるのに、絵カードやカルタなどの教材が非常に有効です。特に幼児期には、実物に触れながら学ぶことが大切です。

 

言葉遊びプリント・ドリル

プリントやドリルも良いですが、幼児期は遊びの中で学ぶことを重視し、無理に強要しないことが大切です。3歳、4歳まではおもちゃやカードを使った遊びを中心にし、プリントは補助的に使うと効果的です。

 

幼児向けおすすめアプリ・サイト

アプリは便利ですが、幼児期は画面よりも実物に触れる時間を優先しましょう。もしアプリを使うなら、時間を制限して楽しみながら学べるものを選ぶのがおすすめです。

先生
先生
幼児期には映像より、絵カードやカルタ、絵本などの実物(具体物)に触れたい時期ですので、具体物と映像の割合は、9:1くらいが理想ですね。

 

言葉のIQアップは言葉遊びやゲームの中で

言葉の発達は、日常生活の中で自然に育まれていきます。親子で楽しみながら、しりとりやクイズゲームを通じて言葉を学ぶことで、子どもの言語能力とIQがバランスよく成長します。

言葉遊びやプリント、アプリを上手に取り入れながら、楽しく言葉の発達をサポートしてあげましょう!

 

前回記事:子供の言葉の理解はいつから?発語が遅いと感じたら0歳からの言葉のIQトレーニング

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