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「ている」「てある」「ておく」 の違い・区別は?自動詞・他動詞どちらと使う?例文と練習問題でわかりやすく

トラウマウサギ
トラウマウサギ
おはようございます、先生。
おはようございます。
先生
先生
トラウマウサギ
トラウマウサギ
うわっ、先生の机散らかってますね!お菓子の袋とか置いてる…ゴミ箱に捨てましょうよ!
いえいえ、それは置いているんじゃないんです!置いてあるんですよ!
先生
先生
トラウマウサギ
トラウマウサギ
……同じじゃないですか…。
いやいや、「ている」と「てある」は全然違います。今日はこれを勉強しましょう。
先生
先生
トラウマウサギ
トラウマウサギ
(話をそらした…)

 

「~てある」「~ている」「~ておく」は、どれも動詞と一緒に使い、物事の状態を表します。

今回は、それぞれの区別と文法上用法を見ていきましょう。

 

まずは復習!自動詞と他動詞

「ている」「てある」「ておく」の今の違いの前に、まずは自動詞と他動詞を復習しましょう。

「開く/開ける」「閉まる/閉める」など、日本語の動詞には同じ意味でも自動詞と他動詞でセットになる2つの言葉がだいたいあります。

 

自動詞じどうし(intransitive verb)

 ドアが開く・ドアが閉まる 

自動で自然にそうなるとき使う。


他動詞たどうし(transitive verb)

 ドアを開ける・ドアを閉める 

「目的語(object)〜を」と一緒に使う。

人や生き物の動きを表す。


自動詞・他動詞の練習問題

①火が(消す・消える)。

②テレビを(つく・つける)。

③かばんに本を(入る・入れる)。

④散歩に行きたい犬が外に(出る・出す)。

⑤ガラスが(割れる・割る)。

⑥風で木の枝が(折れる・折る)。

⑦紙を(破れる・破る)。

⑧地震で家が(壊れる・壊す)。

⑨バス停にバスが(止まる・止める)。

⑩クリスマスが終わって飾りを(とる・とれる)。


答えは...

①消える ②つける ③入れる ④出る ⑤割れる ⑥折れる ⑦破る ⑧壊れる ⑨止まる ⑩とる

 

~てある・~ている 違いは?例文と意味の区別

状態を表す「~てある」「~ている」は、文法上の使い方が決まっていて明確な区別があります。

 

「~てある」の意味と用法・例文

「動詞+てある」で「~の結果の状態」を表す

動詞は他動詞

意図的な行動の結果

いつもその状態にあるとき使う

コロナ対策のため、ドアが開けてある(いつもその状態)

塩は棚に入れてある(意図的)

 

「~ている」の意味と用法・例文

「動詞+ている」で「~の結果の状態」を表す

動詞は自動詞

意図的でも意図的でなくても使える

その時だけその状態になったとき使う

カバンが開いている(そのときだけ)

服が汚れている(意図的でない)

 

例文で見る「~てある」「~ている」の違い

①手紙をAさんに届けてある。

②手紙がAさんに届いている。

①では、誰かの「手紙届ける!」という強い意志が感じられる文です。既にAさんの家のポストに入って「届いた状態」がずっと続いているニュアンスが強いです。

一方、②では、①ほどの強い誰かの意志はなく、客観的にAさんの家に手紙が届いた状態を指します。また、「届いた状態」は瞬間的なニュアンスです。

③ここに、まねきねこが置いてある。

④ここに、まねきねこを置いている。

「置く」は、主語や目的格によって自動詞か他動詞か変化する動詞です。

③は、まねきねこがずっとその場にあることを意味しています。

④は、まねきねこはたまたまそこにあるだけです。掃除中に置いただけかもしれないし、捨てるつもりで置いただけかもしれません。

 

進行形の「~ている」との違い

状態の「~ている」=自動詞+ている

進行形の「~ている(ところだ)」=他動詞+ている

状態の「~ている」は「自動詞+ている」ですが、進行形の「~ている」は、「他動詞+ている」です。これを混ぜてしまう人が、日本人にもたくさんいます。

①車が止まっている(自動詞文)

②車を止めている(他動詞文)

①は、車がそのとき止まった状態であることを指しています。

②は、車を運転する人の動作の進行形で状態の継続を意味しています。

 

~ておく・~てある/~ている の違いは?例文と意味の区別

「~てある」「~ている」とよく似た言葉に「~ておく」があります。「~ておく」は、用法は「~てある」と同じです。

 

「~ておく」の意味と用法・例文

「動詞+ておく」で「次の動作のために~した状態(準備)」「いつも通り(通常)」「そのままおいた状態(放置)」を表す

動詞は意志動詞

話し手の意図的な行動

結果や目的が明確な時に使う

「~とく」と省略できる

母が誕生日なので、ケーキを買っておく。(準備)

パーティーの後、皿を洗っておく。(通常)

すぐ逃げられるように、ドアを開けておく。(放置)

「おく」は形式動詞で、補助的な役割です。

先生
先生
「奥に置いておく」なんて言うと外国人は混乱してしまいますね。

 

例文で見る「~ておく」「~てある」「~ている」

①棚に塩が入れてある。

②棚に塩を入れておく。

この2つの違いはなんでしょうか。「~てある」は、動作の主体が誰かわかりませんが、「~ておく」は、話し手の動作です。

①は、塩を入れたままの状態を示しています。

一方、②は、塩を次の料理まで棚にしまっている準備の意味と、塩を入れたままの放置の意味2つが考えられます。

 

~てある・~ている の練習問題

「~てある」「~ている」の使い分けを紹介してきました。「~てある」「~ている」の用法は、なかなかややこしく、日本人でも区別なく使っている人も多いものです。

先生
先生
ここからは練習問題というかクイズです!

( )の中に、「てある」か「ている」「ておく」を入れましょう。

①窓はあらかじめ開け(  )。

②図書館は、19時まで開い(  )。

③道路に財布が落ち(  )。

④聖書には、キリストの生い立ちが書い(  )。

⑤「あれ、あなたの服、少し汚れ(  )よ。」

 

答えは・・・

①てある ②ている ③ている ④てある ⑤ている

 

まとめ

  • 「~てある」は、長い期間「そのままの状態である」という意味。他動詞に接続。
  • 「~ている」は、そのときだけ「そのままの状態である」と言う意味。自動詞に接続。
  • 「~ておく」は、「あらかじめ~している(準備)」「いつも通り(通常)」「そのままの状態である(放置)」の意味。

 

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